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ゴルフと祭りの距離感とコミュニケーション

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先週は人数・距離とコミュニケーションの関係の話をしました。 今日は昨日あった出来事をその観点で考えてみます。 昨日 昼 e研の第1回ゴルフコンペが印南のゴルフ場で開催されて 僕はやらないのですが 近いので中江さん昼食時にいかがですか?と誘われて昼食だけ一緒に食べに行ってきました。気を使って印南で開催してくれたんだと思います。県の方々とのコンペで非常に楽しそうにされてました。 大人の遊びでビジネスや人脈作りにも効果があって 多少ブームで浮き沈みはあっても続いている理由がよくわかりました。 距離と人数・空間で言うと 2m〜数mの距離感で18ホール 4・5時間くらい歩きながら 1組4人というのも最適な人数で 距離感は近すぎず遠すぎず 会話があったり沈黙が自然に起きたり 距離を保ちながら信頼関係が生まれる 人間性も滲み出るスポーツと言われてます。しかも開放的な自然の中。自然と信頼関係を構築できる そんな装置となってるんだなと感じました。 そのあと 夜 お祭りの打ち上げがありました。 祭り当日 同様に考えると こちらはゴルフと違って 距離は1メートル以内になり身体が接触する距離感になる 大の大人が接触する距離感になるというのはなかなか無いです。普段は存在している一定の距離感を 毎年秋に 一時的に消し去る 距離がゼロの密集状態です。しかもお酒の力を借りて そこでは偶発的な会話や笑顔 一体感が爆発的に増える 同じリズムの太鼓 同じ掛け声 同じ動きの繰り返しで 世代を超えて 仲間意識を共有できる こちらも 自然と信頼関係を構築できる装置として数百年続いている地域の行事となってます。 距離とコミュニケーションの関係で観てみると改めて面白いなぁ  職場でも仕組みづくりしてますが 太古の昔から そういう仕組がないと人は信頼関係を構築するのが難しいんだなと感じました。

物理的環境とコミュニケーションの量と質

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物理的環境とコミュニケーションの量と質についての話をします。 チームワークを学んでいく過程でまず人数によるコミュニケーションの複雑さが存在する事がわかりました。 例えば飲み会 ①5人を超えると話が散らばります ②大きい部屋で懇親会をするとイマイチ盛り上がりに欠ける ③よく喋る人は端の席にしよう こんな話は昔から良くしてると思います。 ①の人数については調べてみると「1つの話題で全員が笑えるのは最大4人」とも言われてます。 4人以下なら全員が「中心」になれる 5人〜6人なら1人が中心でほかは聴手になる 7人以上になると2グループに分裂する ②の大きい部屋での懇親会は 物理的な人の距離感が影響してる それは会話頻度に影響したり情報伝達速度に影響したり 信頼度や親近感にも影響をします。 雑談が生まれる距離 会議や商談の距離 講演会や発表などの距離もあります。 ③の席順については 職場でもその時々でデザインが必要だと思います。 このように執務室の席順や配置はかなり業務に影響してると思いますし、物理的な距離で言うとチームビルディングのアクティビティーで接近接触しないとゴールが達成できないゲームをやった後は仲間との信頼度や親近感も増したりする そんな経験も全員あると思います。 毎朝やってる朝礼のグータッチもその一つです。 今話した 空間や人数、配置、席順、距離 以外にも 明るさや照明の色 温度 音や音楽など 他にも植物など まだまだ理解できてない領域もとても多いと思ってます。 チームワークを最も重要視するには  そのためにどうデザインしていくか?も今後取り組んでいかないといけない領域だろうなと思ってます。

実際に自分で体験することは圧倒的に違う

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明日ようやくM&Aの成約式となります。 この案件、最初に持ってきて頂いたのが3月で 以前 お世話になった方にご紹介いただいたのがキッカケでした。当初は全てが理解不足で内容もよく解らないままで 進んでいっても初めての経験ばかりなのでよく解らないことだらけ そんな半年でした。 実際 一度一通り経験してみると全体の構成が理解でき、あの時のあのやり取りや契約は何につながる・・など理解できるのですが 割と自分の中では大変でした。 同様な事が5年前にもありました。土地の取得から始まって建築・竣工式や引っ越し 一連の初めての案件がありました。投資金額は違いますが今回と同様でした。 9月末クロージングについても 僕の希望で なるべくこの案件を早く終わらせたい ということで 当初11月中旬と言われていたスケジュールを早目に進めていただきました。こういった日常の案件ではない案件を別に持ってなければならない状態が あまり好きではないという事だと思います。マルチタスクは好きではないという事です。 また 明日の成約式を終えた後から 事業統合の実行フェーズに入ります。 これは親会社に残すのが適切なものを親会社に残して 事業を行う子会社に移したほうが良いものを子会社に移していくという事をやっていきます。 これもやはり僕にとっては経験のない事です。 そもそも僕自身の頭の中では いずれこの会社も適切な企業規模になったら 持株会社と事業会社に分けれれば良いなと思っていたので、今回 キッカケを頂いてそのタイミングが急に訪れた形です。 粛々と進めていこうと思います。 経験すること 実際に自分で体験すること 自分の頭で考え抜くこと 相談しながら 実行していくことっていうのは は Youtubeで観て解った気になったり 生成AIで回答をもらって理解することとは圧倒的に違うなと感じてます。

一つの生命体のような組織を目指すために

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今期、3つ出している中でも「組織一体化の停滞」の課題に対しては 他の課題に比べて あまり話に出にくいのかなと思ってます。 当社の価値観の一番目に「社内外問わずチームワークを最も重要視します。」と入っているにも関わらずです。 もちろん それに対しての取り組みはやっていると思っていて ・先週土曜日のチームオフサイト ・チーム懇親会の補助 もそれにあたると思ってます。 また『組織一体化』 これについては 「一つの生命体のような組織を目指そう!」ともよく言ってます。 ・どこで何が起きてるか分かり易い ・ガラス張り経営の実施 ・チャットの有効活用 ・ステークホルダーとも一つのチームとしてやっていこう。 ・ステークホルダーにも当社の価値観をしっかり伝えていこう。 など その他にも僕自身小さなことですが 最近気をつけてる事を伝えます。 ・極力何が起きてるか どう感じてるか 伝えるようにしてます。 ・月次チームミーティング 現場ミーティングなど 可能なミーティングは執務室で行うようにしてます。オンラインでの打合せも執務室で問題ない内容であれば執務室でしたほうが良いかなと思ってそうしています。。その方が詳細は内容まで解らなくとも雰囲気や空気感は伝わるだろうし、聞こえてきた言葉の一部から熱量が伝わったりするかなとも考えてます。

若さの特権 自分の選択が正解だった

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今日は 仕事でも人生でも いろんな選択肢の中からどっちにいくかを選ばないとイケないタイミングがあって その時にどう考えているか?の話をします。 選ぶ前は当たり前ですがどっちが良いかを考えてるわけです。今日の話は決めた後の話です。 進学・就職・結婚・離婚 は人生に大きな影響を与えていきます。どうするか決めないとイケないタイミングがあります。他にも色々あると思います。住まいを決めるのも大きな影響があります。 業務でもどっちに進むか?決めないとイケないタイミングがあります。 『決めた後は それが正解だった と思えるようにする。頑張る。』 というのは学生の頃から意識してました。僕の場合 これ、どこから来てるか?という話ですが 前にも話したことあるかもしれませんが、高校進学の時、大きな反対はされませんでしたが父親とは意見が違いましたし、大学も父の考えていた進路とは違ってました。 若いということは自分が選んだ事を正解に出来る時間があると思っていて 何をやっても10年くらい頑張れば一定の成果や結果が出せる事を考えると 仕事面で言うと 例えば 「ナカヱに入って正解だった」という結果を出せる時間があるし もしくは望みませんが どこかのタイミングでナカヱを辞める決断をしたとして「あの時 退職して正解だった」と言えるように頑張って結果を出せる時間もある。 それは若さの特権だと思ってます。自分の選択が後々正解だった と思えるような そんな人生を送ってもらいたいと思います。

買い物の判断は適切なのか?

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土曜日 草刈り お疲れ様でした。 以前も感じましたが大勢でやると短時間でしたが一気に出来て、人数による効果はありますね。会社の業務も毎日のことで成果が見えにくい部分もありますが 大勢で取り組んでいるので大きな成果を生んでるんだと思います。 生成AIで作った会社の草刈りの絵(こんな感じじゃないですが) 今回 草刈りを実施するにつけて委員会の方から備品のカマなどの購入の確認がありました。 恐らく必要性という面では「無いと困るモノ」という位置づけではなく「あったら便利だけどなぁ」という位置づけのモノで、「 便利」というのは 作業効率が上がる 心の負担が下がる そのあたりだと思います。  消耗品ではないモノの買い物の判断 どういった判断が適切なのか?という話をします。 ・まずは今あるモノで知恵を使ってどうにかならないか?という視点が必要です。 で、やはり買おうかな というタイミングでは将来への投資効果を見定めるという事です。  ・使い続けられるかどうか?  ・使う頻度はどうか?毎日使うとかなら絶対買ったほうが良い。  ・1回あたりの使用単価で考えてみるという方法も正しいです。(頻度は少なくてもずーっと使えるかどうか?) そんな視点で判断してもらうと良いと思います。 僕自身もそういった視点で判断してるつもりですが、それでも買って使わない そういったモノも結構あります。「使ってみたらこんなはずじゃなかった」というケースもあります。 ストレッチテントはまさにそうです。予定では 常設して外でも日陰で寛げる大きな空間が作れると思ってました。しかもオシャレ。 ただ 実際使ってみると残念ながら常設は不可能に近いかったです 。 他にも色々ありますね。 では、消耗品はどうか? ・消耗品についてはどれくらい在庫を置いておくか?という視点があります。 人によって1ヶ月分くらいあったほうが良いという方も居れば タップリ3ヶ月分あったほうが良いという方も居ると思います。 当社は 常に改善していこうという考え方ですので 改善して使わなくなる可能性もある場合は 必要以上に在庫を持たないほうが良い。という判断になります。

神社参拝について

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最盛期の7月もあっという間に終わりました。8月に入って今月はお盆の月です。中江商店の頃はお中元やお盆のお供え需要もあってか8月が一番忙しい月だったような記憶があります。それぞれのご家庭でお墓参りもしたりするんじゃないかなと思ってます。お墓参りの話ではなく今日は神社の参拝の話をしようかなと思ってます。 今月2日にも何人かと参拝に行きました。皆さんからすると順番に行かないといけない行事のように取られてるかもしれませんが任意参加です。任意参加なので声かけといて と言ったら 結局順番で・・・という安易な決め方にしてるんだと思います。 長年勤務してる人はご存知ですが、僕が定期的に参拝をしてるのは最近のことです。父親が他界して その後 どんなタイミングだったか思い出せませんが 個人でも行くようになり これはしっかり習慣にしたほうが良いなという事で すぐ会社でも年始 ご祈祷を受ける事となりました。 なんで会社で参拝をしているのか?の回答です。 一つは経営者で定期的に参拝する方が少なくない。特に成功している経営者はそういった事をきちんとしているケースが多い。工場の敷地内に神社を設けている会社もあります。言ってみれば それほど重要視している経営者も居るということです。 恐らく一般的には「感謝の気持」や「意思決定のタイミング」「ある事柄の祈願」「ステージを引き上げたり」「縁起を担ぐ」という 普段とは違う神聖な場で自分を見直す場としてるんじゃないかと思います。 特に最近思うのは 会社を経営していると 能力や理屈や努力だけではどうにもならない「運や御縁やタイミング」みたいな自分の力ではどうにもならない場面が必ずあるなぁと思っていて そういう自分ではコントロールできない流れに見放されない 流れを整える そんな意味も大いにあります。 みなさんも整える時間として 参加いただければと思います。

世代の違いによる価値観の違い

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  先週、久しぶりに子供や孫達が帰省してじっくりお休みを頂きました。小学4年生の男の子と年中組の女の子。磯遊びや星空ツアーに行ってとても楽しかったようで良かったなと思ってます。 家族が3世代揃って 自分が子供の頃親に育てられていた当時と 自分たちが子育てしていた頃との違いや 世代ごとの違いを感じました。大きな違いは子供たちの意見をとても大事にしてる尊重しているのはまぁビックリします。食事にしても行く場所にしてもやることにしても。。 この世代間の違いが気になって 彼らを見送ってから例のごとく生成AIと壁打ちしてました。 生きた時代、社会環境、家族観、仕事観、金銭感覚、教育、娯楽、消費スタイル、憧れ像、住まいの価値、余暇 試しにこの会社の前身 中江商店を創業した祖父の代から五世代やってみたのですが随分それぞれの世代で違ってました。 こちらがそうです。 項目 明治40年生まれ(1907)あなたの祖父 昭和8年(1933)あなたの父 昭和37年(1962)あなた 平成3年(1991)息子さん 平成27年(2015)お孫さん 📅 生きた時代の中心 明治〜大正〜昭和前期農村社会/戦争前の日本 戦中〜戦後復興期/工業化開始 高度経済成長〜バブル景気 バブル崩壊後〜情報化・不安定期 AI・SNS・多様性と格差の時代 🌾 社会環境 農業中心/大家族/寺子屋文化 都市化の始まり/戦時動員と家制度 工業化・サラリーマン時代/核家族化 個人主義・情報過多/就職氷河期 デジタルネイティブ/選択肢過多 🏠 家族観 家制度の中心/家長に絶対服従 父の権威強く、母は内助 良き家庭・良き父母像を理想に 対等・フラットな親子関係 血縁より“つながり”を重視する家族観 💼 仕事観 家業 or 奉公/「働く=生きる」 忠誠・忍耐・終身雇用型労働 出世・安定志向/正社員信仰 やりがい・自由/転職・副業OK 好き×社会性×AI時代の働き方 💰 金銭感覚 自給自足/現金は贅沢 倹約第一/物は直すもの 持ち家・保険・車で資産形成 サブスク・投資・経験消費 デジタル通貨・共有経済が前提に 📚 教育観 寺子屋/読み書きそろばんで充分 義務教育開始/学歴より実用 学歴社会の全盛期/塾・受験...

指示した側、指示された側で「時間の感じ方は変わる」

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 先日、土井から「ペットボトルは潰して捨ててください。」とアナウンスあったと思います。以前僕がチャットで送っただけでは足並みが揃わなかったから捨てる場所にポップを掲載してもらいました。仕組みが十分ではなかったから仕組みを改善した。ヒューマンエラーではなくシステムエラーとして対応しました。 指示した方は指示どおりになってるかどうかが一番気になってます。 今日 朝イチ パレットラックの変更やってくれてます。金曜日のチームミーティングで依頼したんですが、即スケジュール組んでやってくれてます。 今日は指示した側、指示された側の違いの話をします。 「時間の感じ方は立場で変わる」 例えば、A君に 僕が何かを「これお願いね」と指示したとします。 指示された側はそのタイミングがスタートになりますが、実は指示した側は指示する前からその案件を熟慮してるわけです。どう伝えようか?誰に言おうか?どのタイミングが良いか?要は指示する前からその案件がスタートしてます。 ところが、お願いされた側は言われてようやく、「さて、どこから手をつけるか…」という段階。このスタートの段階でまず時間のズレが生まれてます。 物理の「相対性理論」と同じで、“どこから見てるか”によって、時間の流れが違うっていう、まさにそういう話です。 指示を出す側は、アウトプットを早く見たくなる。 でも受けた側は、まず理解して、優先順位をつけて、他のタスクとの兼ね合いを考える。 よく起こりがちな事ですが 指示した側「あれどうなった?」 指示された側「これから始めます!」 コレはこういった事から起きてくるのかなと思ってます。 僕も良く起こしがちです。 我々に必要なのは、 「時間のズレが起きる前提」でチームを動かすこと。 たとえば… ・指示したら、いつまでにどんな形で報告してもらうかをセットで伝える ・指示を受けたら、(自分の理解と見積もり)を“言葉にして返す” ・進捗を常に共有する。 このやり取りがあるだけで、時間感覚のズレはかなり減らせます。 最後にひとつ問いかけです。 今 誰かに指示してる案件 ズレが生じていないか? 同じ時間感覚だと思ってないか? 今日のテーマは特に自戒を込めて 指示した側、指示された側で「時間の感じ方は変わる」

突き抜けていく会社・突き抜けていく経営者との大きな違い

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先週、前畑と いなば食品の新製品発表会に行ってきました。突き抜けていく企業経営者は違うなと思った。 今日はそんな「突き抜けていく会社・突き抜けていく経営者との大きな違い」を話します。 先日、木村がこんな事を言ってました。「社員旅行で行った伝食さん で話を伺うとキョトンとしてました。」 木村がどういったニュアンスで話を伺ったのか、本人に言ってもらうのが良いので本人からお願いします。 2023年11月に、伝食さんに会社見学に伺った際、次のような質問をさせていただきました。 「売上が伸び、組織も大きくなっていく過程で、人に関するご苦労はありましたか?」 恐らく「いろいろ大変でした」「あんなことやこんなことが…」といったエピソードが返ってくるのではと予想してたのですが、対応してくださった田辺社長と山岸さんは「そんなことあったかな?」という感じで、「特に苦労した記憶はないですね」というご回答でした。 もちろん、組織として何らかの課題はあったとは思うのですが、そのあたりはほぼ気にすることなく、突き進んでこられたのかな、と、そんな印象を受けました。  同様に十数年前にも当時の楽天のECCに言われたのを思い出しました。「楽天はそんな細かいことを考えてる間が無いくらい 達成すると次の目標が降りてきて その目標を追っかけていくのが大変すぎて 中江さんが悩まれてることなんか誰も考えてない。」 今日はそのあたりの話をします。 要は 僕は「チームが良い状態なのかどうか常に気になっている。」という事です。 当時は思わなかったですが、これも もしかしたら僕の もしくは当社の独特のスタイルかもしれません。皆さんも感じてはいて、違和感を持ってるかもしれないのでこれは改めて伝えたほうが良いなと思いました。 改めて なぜチームが良い状態なのかどうか常に気になっているのか?です。  違和感があるとイチイチ立ち止まってしまうのか?? 良い状態に持ってくためにエネルギーを割くのか? どうしてそういうスタイルになったか?を考えてみました。 結局 コレは性格もあるんだと思いますが 一番影響を与えたのはやっぱり「弓」だったかなと思います。 どういうことか説明すると 弓で何度も経験した「実力が圧倒的に勝っていてもチーム内の違和感を払拭しておかないと必ず負ける。勝てない。」そんな経験を何度も味わったから。恐らくそこから...

責任は持ち場(部分最適) 判断や発言の軸は全体最適

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 最近Podcastをよく聴いているという話はいつもしてますが、先日 仲山がくちょがこんな話をしてました。何度も聴いてる話ですが。。  楽天の創業時の頃の話で当初 出店営業、出店までのサポート、出店後のコンサルタントを一気通貫にやってた時期があって 当社が出店した頃もそのタイミングでした。片岡さんが関わってくれてました。 それがあるタイミングからこの3つを分けないともう無理というタイミングがあって三木谷さんに相談したら「ダメだ。大手にいてそういう仕事をやりたくないから楽天に居るんだろ?部分最適になる」ってダメって言われたんだが、その半年後にもう全く回らなくなって3つに分けた。分けた当初は全体を全員が把握してるから良かったけど、分けた後の入社組が多くなったら部分最適の考え方が出てきた。例えば開店までのサポート部隊は「せめてパソコン触れる人に出店してもらってくれ」とか 出店後のコンサルタントは「もっと売れそうな商材の店舗探せ」みたいになってきた。たしかそんな話だったと思います。 当社も殆どの方がチーム分けしてから入社です。 チーム分けもそうですが、持ち場意識も同様に弊害があると思ってます。 もちろん持ち場意識は責任感や自律性を高め専門性も高め 責任も明確になるというメリットもありますが、本来の目的を見失いやすい。 誰でも持ち場の専門性を高めていくと全体を考えるのが薄くなりがちです。 自分の持ち場で責任感高く良い仕事をする人ほど全体が見えなくなってくる。これは人間の習性だと思います。 そこで普段から意識していただきたいのが 「あくまでも持ち場やチーム分けは便宜上やってるだけである。」ということ 意識の配分は日常業務をやってるときは 持ち場意識と全体最適 7:3くらいがベストだそうです。常に全体最適を3割位意識する。そういったバランスが望ましい。ちなみに当社で言う現場ミーティングは部署横断のテーマなので 3:7くらいで全体最適を前提に考える場です。 理想的な考え方は     『責任は持ち場 判断や発言の軸は全体最適』

「調子に乗ると消えていくしか無い」

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 「調子に乗ると消えていくしか無い」という話をします。「繁栄のあとの没落」です。 25年のeコマースの業界でも色んなことがありました。消えていった会社多いです。 その中には我々から見ていると一斉を風靡するような存在の会社も多くありました。 直近でもいくつかの会社があります。 「繁栄のあとの没落」 これは 企業、個人、国家、文明、団体、宗教、スポーツ 全てにおいて言えることです。 コテン以外にもそういう提唱をしている方は多いです。 どういう言い回しをしてるか? 栄えた文明ほど内部崩壊していく 過去の成功体験に固執し変化を拒んだ社会は必ず崩壊する 衰退の五段階 第1段階は「成功から生まれる傲慢」である 国家や企業は成功のあとに「傲慢・腐敗・内部分裂」が進む 謙虚さを失った瞬間から衰退が始まる 成功の中にこそ失敗の芽がある 成功企業こそ「組織的な内省(リフレクション)」を怠ると崩れる 確かに自分が経験した僅かなスポーツの経験でも タイトルを2つ連続で獲得するのは出来なかった。 成功とどう向き合っていくか。最も難しい課題です。 今の時代、さらにSNSで勘違いが起きやすくなってる 衰退の第一段階に入ってないか? 謙虚さを失っていないか? 組織として内省を怠ってないか?

日々の振る舞い

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非認知能力を高める という話は以前しました。人生を豊かにする上でとても大切な能力であり、その人の年収に影響するということです。 「潤いのある生活と笑顔をお届けする」 という当社のミッションには 我々自身の非認知能力が密接に関わってくるだろうという事は想像つきます。。このミッションを目指していくのであれば 我々はこの非認知能力が高い集団でなくてはならない。一人ひとりが非認知能力を高めていく事が重要だと思います。 じゃぁどーやって非認知能力を高めていくか?コレはそれぞれが調べてみると良いと思います。 僕も調べてみましたが、一つは 日々の振る舞いに気をつけること。 ・感情をコントロールする 一旦深呼吸をする 落ち着いてみる  ・人の意見を聞こうとする 最後まで話を聞く 目を見て話す 相槌を打つ ・振り返りをする やりっぱなしにしない。 小さなことでも良い。日常の振る舞いに気をつけて習慣化されてくると長期的には大きな差が出てくると思います。 僕自身は 挨拶は手を上げたり体を動かすことを心がけてます。「おはようございます」という言葉だけだとかき消される事もあるし、聞こえない場合もある 挨拶してるかしてないか 解りにくい領域の挨拶はしないでおこうと決めてます。 だいたい人は気を抜くと省エネモードが働くようにプログラムされています。まずは小さな振る舞いから意識していこう。気をつけていこう。 そーやって 一人ひとりも意識して 組織としては 更に非認知能力を育む仕組み造りもやっていきます。

「非認知能力」を高めていく

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最近 初めて聞いた言葉がありました。「非認知能力」という言葉です。 初めて聞いたので色々調べてみた事を今日はお話します。 知っていた方も居るかもしれませんが、日本語表現で 教育界では 2010年代から使われ始めた言葉のようです。文部科学省が非認知能力を「学びに向かう力・人間性等」として新しい学習指導要領に組み込んでいるそうです。 2020年代に入ってビジネスや研修の分野でも使われ始めた。 認知能力が学校の授業で学ぶ事で数値化しやすい能力。授業では学べない数値化出来ない認知能力以外の能力を広く示す言葉として「非認知能力」があります。 子供の頃、父親がよく言っていた 学校行ってるときの出来不出来と社会に出てからの出来不出来は違う。皆さんもそう感じてると思いますし 僕もなんとなく社会で成功してる人は何が優れているのか ということを一言で説明できなくモヤモヤしてたのですが、要は「非認知能力」が高いという事らしいです。  社会情緒的スキルともいわれ 個人の人生に大きく影響し、将来の成功につながる能力である。人生の成功や幸福感、職業的成功、年収にも関わってくると明確に書かれてます。 Googleのプロジェクト・アリストテレスも心理的安全性が特に取り上げられることが多いですが、そういうチームになるにはメンバーは非認知能力が高いことが求められる。 理念にあるように 我々自身も潤いのある生活を目指すのであれば 一人ひとりの非認知能力を伸ばす事が重要となりますし、皆さん方の年収を今後も増やしていくにも「非認知能力」を高めていく事が重要となってくる。 基礎は幼児期にほぼ形成されると言われてます。子育て世代の方は特に調べてみるのが良いと思います。で、幼児期だけではなく 大人でも伸ばせるそうです。会社を上げてこのテーマに取り組むことになりそうです。

小さな違和感で動くとどうなるか?

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コーポレートサイト 最近は しっかり更新も出来て内容も含め 当初と違って良くなってきてる印象です。小さな違和感をそのままにしなかったのが少しづつ成果を出してきたのかなと思います。 ヒヤリ・ハットで動く文化を作っていこう。 小さな違和感を大切にしよう。という話をしました。 「気づいたことを言い合おう」と言っても 日本人なので なかなか簡単にはそんな文化を作れるもんじゃない とは思ってます。 重要なポイントはだいたい皆 多少なりとも同じことを感じてる。だから 言いやすい近くの人に言ってみると自分だけが感じてる違和感じゃない ってのがわかります。まずはそうやって気づいた事を表出できるようにしていきましょう。 この文化が根付いてくるとどんな事が起きてくるか? もちろんながら ミス・事故が減少します。 小さなズレで修正していくので品質が安定し向上します。 初動が早いので 社内のスピードが早くなります。 スピードが早くなると成長が加速する PDCAを早く回すから成長も早くなる。 良い事だらけです。

小さな違和感を大切にしよう

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ヒヤリで動く文化を作りたい という話をしました。 今日は「小さな違和感を大切にしよう」という同じような話です。 小さな違和感 あまり出てくることは無いですが実際は感じてる事が多かったりします。業務をやっていて 同僚との他愛もない会話の中で 取引先とのミーティングやメールのやりとりで お客様とのチャットで 検品してる時に 日報を見て 日々何かしら あれ?って思う小さな違和感があるはずです。 ジブリ風 四コマ漫画 日々業務量が多いと その大部分はまぁエエか!とかになりがち。そもそも大したことじゃないし。 ちょっと言い難い事だから。自分だけが感じてる可能性があるよね。誰も違和感感じてないしな。 人はそれぞれ興味のある部分も違うし 視点も違う 視野も違う 気になる部分は違いますが 僕の経験でいうと 人が感じてる違和感は大抵の場合 他の人も感じてます。ただ言わないだけ。言ってないだけ。 事あるたびに行ってる振り返りもそのためにある と思ってます。どう感じたか? 小さな違和感は 問題の種の場合もあるし チャンスの種の場合もある ヒヤリ・ハットはそのままにしておくと大事故につながる。それと同様に 小さな違和感をそのままにしておくとどうなるか?というとフジテレビみたいになります。 うちの会社も残念ながらオーナー企業なので長期政権にならざるを得ない。極力そうならないようにしたいと思ってますが、老害というのは残酷です。 小さな違和感を拾って、小さな改善を重ねることが、結局、みんなの仕事をラクにして、チームを強くしていきます。 違和感を無視しない。違和感を感じたら、まず立ち止まる。 そして、どうすればもっと良くなるか、一歩踏み込んで考える。 そんな空気を、これからもっと作っていきたいと思っています。

好調時こそストレッチ目標

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お陰様で当社の業績は振り返って結果だけみるとネット通販の市場規模と同様に推移してます。業績が伸びてる一番の理由は拡大する市場に居るからだと思います。 直近の業績でいうと一昨年23年の前半は苦戦してました。23年の7月から猛暑の後押しもあり その後 20ヶ月以上好調を推移してます。  日々のカイゼンが実を結んできたり チームワークが良くなってきたり いろんな要因で業績好調を継続してる そう見てます。 今期から月イチ チームミーティングに参加することになり4月なので3回参加した事になります。 チームミーティング参加時もそうですが この好調のタイミングでの僕のスタンスをお話します。 一般的に誰しも好調なときは心にも余裕があります。逆に不調なときは心もカラダも余裕がない。 会社として余裕があるときには 少し高い目標やチャレンジを設定しても前向きに取り組めることが多いんじゃないかと思ってます。 KPIを一段上げてみる。スピードを一段上げてみる。PDCAを高速で回してみる。第二領域にしっかり取り組む。 他にも、「今のうちに仕組みを整えよう」「改善に時間を使おう」「次の柱を育てよう」といったことが出来るタイミングだと思ってます。 業績が苦しい時期は色んな事が後回しになりがち。そもそも足元の業績や売上を上げるのも大変です。 でも、好調時にこそ そういった時には出来ないことをやっていけると思ってます。好調時こそストレッチ目標を目指せる。ハードに取り組める。 フローゾーンで言うところの上限付近を走るイメージです。

人は思っている以上に“自分をコントロールすること”が苦手

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暖かくなってきたから健康のためにまたウォーキングやり始めよう。 最近カラダが固くなってきたから寝る前にストレッチしてから寝るぞ。 以前住んでた家 子どもにも言われてるから早々に片付けよう 車は定期的に洗車してキレイにしよう。 プライベートで 色んな事考えるんですが、ほぼ上手くいきません。 だいたい長続きしないです。思ってるだけで何一つ進まない。 皆さんもあると思います。 お酒は程々にしよう。 タバコも健康に悪い 家族や周りの人に迷惑をかけてる と分かっていても、やめられない。   「自分のことですら思い通りにいかない」という経験を、誰もがどこかでしていると思います。 人は思っている以上に“自分をコントロールすること”が苦手なのかなと。 当たり前なんですが ストレッチは三日坊主なのに 会社でやってる ラジオ体操 はほぼ20年くらい続けられてます。 これもよくよく考えると「性弱説」にたった一つの仕組みです。   性弱説は「誘惑に負けるし、決意してもすぐ揺らぐ」。   職場では それを前提にして“仕組み”や“環境”で補っていくことができる。 会社という組織は上手く使えば 個人じゃ出来ないことをイトも簡単に継続出来るようになるんだなと思います。 今日から始まった月曜の禁煙プログラム 前向きに捉えてもらえたらと思います。 個人じゃ出来ないけど組織なら出来る そんな事がまだまだ沢山あって この組織ならもっともっと社会に貢献出来ることがあるんだろうなと思います。 個人で できないことは、仕組みや周囲の力を借りてカバーする。  

チームワークの良さがモチベーションの源泉になる そんな会社

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朝会スピーチ、スイッチの入れ方がテーマですが 以前 僕の仕事のモチベーションの源泉の話をしました。 僕の場合、家族や従業員 先輩 からの言葉が源泉になったり だんだん喜んでくれる人が減ってきたという話もしました。他にも承認欲求であったり ネガティブな感情をスイッチにしたり 仕事のモチベーションって人によって違うようで、一般的に言われてるモチベーションの源泉をいくつか挙げると: 1. 承認欲求 認められること 2. 成長実感 → 昨日できなかったことが今日できるようになった。 3. 貢献実感 → 自分のやったことが、チームの成果やお客さんの喜びにちゃんとつながってる。 4. 仲間との関係性 → 一緒にがんばる仲間がいる。 → 仕事中にちょっと笑える瞬間がある。 今日はお休み明けの月曜日 今日は皆さんどんなスイッチの入れ方をそれぞれされているのか?気になります。 さて今日は月末でお給料日です。お給料がモチベーションの源泉になってる方も一定居ると思います。 しかも今月は3月なので基本給見直しで社員は昇給のタイミングとなってます。 昇給は一時的にはスイッチになりますが日々のお仕事のモチベーションの源泉にはなりにくいようです。 「仲間との関係性やチームワークの良さがモチベーションの源泉になる」 我々の会社はそうありたい。

失敗の一歩手前でカイゼンする。ヒヤリで動く文化を創っていく

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トラブルが起きた時、間違いが起きた時など 滅多にない機会だから しっかりカイゼンしていこう。という話をしました。 で、そのカイゼンも 性弱説でカイゼンしていく。性弱説とは そもそも人は疲れると集中力を無くすし 慣れると疎かになる チームでやると責任感も薄れる そんな性弱説に基づいてカイゼンをしよう と言う話をしました。 直近 リーダー陣が責任を持ってそのカイゼンをする体制で実施してます。 カイゼン方法も 徹底的に議論して出してもらってます。リーダー陣に実践してもらってこの文化を早々に会社全体に 誰もが性弱説の視点で仕組みづくりしようとする文化を創っていこうと思ってます。 もう1点さらに高いレベルでやっていきたい事があります。 ヒヤリ・ハットという言葉、聞いたことあると思います。 安全管理や労働災害防止の現場でよく使われる言葉です。 ハインリッヒの法則と言って 1件の重大事故の背景には29件の軽微な事故があって さらにその背後には 300件のヒヤリハットがある といいます。重大事故を未然に防ぐために ヒヤリ・ハットの時点で対処していこう という考え方です。安全ミーティングに参加はしてませんがそういう取り組みを実施してくれてると認識してます。 これはとても重要です。重大事故が起きないよう今後もしっかり取り組んでください。 話を戻します。今 作業工程でやってるカイゼン活動は 出荷間違いが起きた後 重大な登録ミス 設定ミスが起きた時 などに発動してます。 事故と同様に 間違いやトラブルも 1件でるまでには ヒヤリハット が多数 わかりにくいですが起きてるわけです。 ヒヤリで動く文化も創っていきたい。 失敗してからカイゼンするんじゃなくて 失敗の一歩手前でカイゼンする、失敗の一歩手前を教材化する。 そんな文化も創っていきたいなと思ってます。