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人は思っている以上に“自分をコントロールすること”が苦手

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暖かくなってきたから健康のためにまたウォーキングやり始めよう。 最近カラダが固くなってきたから寝る前にストレッチしてから寝るぞ。 以前住んでた家 子どもにも言われてるから早々に片付けよう 車は定期的に洗車してキレイにしよう。 プライベートで 色んな事考えるんですが、ほぼ上手くいきません。 だいたい長続きしないです。思ってるだけで何一つ進まない。 皆さんもあると思います。 お酒は程々にしよう。 タバコも健康に悪い 家族や周りの人に迷惑をかけてる と分かっていても、やめられない。   「自分のことですら思い通りにいかない」という経験を、誰もがどこかでしていると思います。 人は思っている以上に“自分をコントロールすること”が苦手なのかなと。 当たり前なんですが ストレッチは三日坊主なのに 会社でやってる ラジオ体操 はほぼ20年くらい続けられてます。 これもよくよく考えると「性弱説」にたった一つの仕組みです。   性弱説は「誘惑に負けるし、決意してもすぐ揺らぐ」。   職場では それを前提にして“仕組み”や“環境”で補っていくことができる。 会社という組織は上手く使えば 個人じゃ出来ないことをイトも簡単に継続出来るようになるんだなと思います。 今日から始まった月曜の禁煙プログラム 前向きに捉えてもらえたらと思います。 個人じゃ出来ないけど組織なら出来る そんな事がまだまだ沢山あって この組織ならもっともっと社会に貢献出来ることがあるんだろうなと思います。 個人で できないことは、仕組みや周囲の力を借りてカバーする。  

チームワークの良さがモチベーションの源泉になる そんな会社

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朝会スピーチ、スイッチの入れ方がテーマですが 以前 僕の仕事のモチベーションの源泉の話をしました。 僕の場合、家族や従業員 先輩 からの言葉が源泉になったり だんだん喜んでくれる人が減ってきたという話もしました。他にも承認欲求であったり ネガティブな感情をスイッチにしたり 仕事のモチベーションって人によって違うようで、一般的に言われてるモチベーションの源泉をいくつか挙げると: 1. 承認欲求 認められること 2. 成長実感 → 昨日できなかったことが今日できるようになった。 3. 貢献実感 → 自分のやったことが、チームの成果やお客さんの喜びにちゃんとつながってる。 4. 仲間との関係性 → 一緒にがんばる仲間がいる。 → 仕事中にちょっと笑える瞬間がある。 今日はお休み明けの月曜日 今日は皆さんどんなスイッチの入れ方をそれぞれされているのか?気になります。 さて今日は月末でお給料日です。お給料がモチベーションの源泉になってる方も一定居ると思います。 しかも今月は3月なので基本給見直しで社員は昇給のタイミングとなってます。 昇給は一時的にはスイッチになりますが日々のお仕事のモチベーションの源泉にはなりにくいようです。 「仲間との関係性やチームワークの良さがモチベーションの源泉になる」 我々の会社はそうありたい。

学習系の出張 楽天カンファレンス

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今朝報告してくれてましたが、先週くらいから東京出張が毎週のように入っていくタイミングになりました。 先週 楽天カンファレンスがありました。当社からも3名参加して頂きました。 昔から楽天カンファレンスは参加して帰ってきて皆に共有しようとしてもなかなかあの雰囲気や良さは伝えれないという事からスタッフに行ってもらう事をスタートしました。 スタッフだけで行く というのは 僕の周りで言うとかなり稀なケースです。大きめの会社で経営者がほぼネット販売に携わってないケースは別ですが この規模より小さな会社では稀だろうなと思ってます。 Googleフォトを見てみるとうちの会社は2007年くらいからスタッフだけで行ってもらう という事をやってます。 今の規模の1/4程度の頃から実施してるということです。 楽天カンファレンスへの参加の目的は 情報収集と 人脈づくり 色んな刺激をもらったり 人によっても色々あります。。 中小企業の規模だと何で学習系の出張がやりにくいのか?生成AIに聞いてみると ・コスト面の制約 ・通常業務で人的リソースが回せない ・行ってもらっても成果が不透明 等があって だからなかなか経営者の視点で言うと行ってらもいにくい。。という事があるようです。 よく経営者が外に出て帰ってくると色んな事を言い始めるということがあります。仕入れてきたことを社内で即実行したがる。成果を出さないといけないという想いからです。。 従業員が行くのはこれの逆になりやすいです 学びが個人のモノとなる フィードバックがなかなかしづらい。もしくは 出来ない。という事が一般的です。 「中小企業では逆に経営者が学んで経営者が従業員の教育をする事が重要だ」という考え方もありますが、当社は 皆さん方にも極力外の出て行ってもらってその学びを会社にフィードバックしていけるようにしたいと思います。 これは短期的には成果が出しにくかったりしますが、後々大きな成果に繋がると思ってます。 一番重要なのは受け身で行かないこと。 目的をしっかり持って行く。 帰って社内で発表するつもりで参加する 社内でフィードバックするつもりで参加する。そんなところかなと思います。

「ステークホルダー・エンゲージメント」

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2025年 まもなく一ヶ月が終わろうとしてます。今期の取り組みの着手具合は各チームどうですか?チームで持つ感覚になると責任が薄まります。 ヒューマンエラーを起こさない仕組みにしましょうね。 先週 メーカー6社とオンラインで当社の今期の取り組みの発表をしました。初めての取り組みです。 例年 決算が出てから昨年の報告と今期の取り組みを発表してますけども そうなると3月になって1/4近くすでに終えてることになります。今期取り組みを早く着手していこうと言ってるのに ということも踏まえ 主要6社へ他の案件もあり という観点もあって開催しました。 開催してみて色々な気付きがありました。 ・アウトプットしないといけない機会を作ったことで 僕の中で対外的にステークホルダーに対してこうしていこう というのが明確になりました。 ・言語化しないまま考えていたことを言語化することで社内スタッフにもより明確になったかなと思いました。 ・言語化することで社内の重要な共通言語が出来ました。 2022年3月業績報告会の集合写真 新たに言語化されたひとつに「ステークホルダー・エンゲージメント」というワードがあります。 これは社外とのチームワークも高めていく そのために最も伝わりやすいであろう最適なワードを探していて見つかりました。 この部分だけ説明していきます。 「ステークホルダー・エンゲージメント」 この概念は、企業や組織が関係者と効果的なコミュニケーションを行い、信頼を築き、相互に利益をもたらす関係を形成するプロセスを指すようです。 情報公開: 企業情報は透明性をもって積極的に開示することで、ステークホルダーの理解と信頼を得る。 対話: ステークホルダーとの意見交換や対話の場を設けることで、相互理解を深め、信頼関係を構築する。 協働: ステークホルダーと協力して共通の課題解決に取り組むことで、より良い社会の実現を目指す。 フィードバック: ステークホルダーからの意見や要望を収集し、企業活動に反映することで、ステークホルダーの期待に応える 当社がお取引先と共にやろうとしてること お客様への施策など お伝えする良い機会だったかなと思いました。 

経営者も「ヒューマンエラーからシステムエラーへ」

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先週 ヒューマンエラーからシステムエラーへという話をしました。人はエラーを起こすから性弱説に基づいて仕組みを考えようという考え方です。 年末 身内の不幸で長崎県の五島列島に行ってきました。 五島列島からの帰り 博多駅 一年で一番駅が混雑してるタイミングだと思います。行きは九州まで飛行機だったのですが、乗り継ぎのこともあり 帰りは新幹線で帰ろうと新幹線予約をスマートEXで初めて予約しました。やったことある方いますか? 長年気になりつつ一度もやったことなくて、それは特急くろしお乗り換え割引とかややこしいんでやってなかったのです。  切符を受け取るのか 自動販売機で行列に並び 自分の順番がようやく来ました やってると途中で 操作がわからなくなり 隣に並んでた若い女性に これどうやるんでしょうか?って聞いたり それでも出来なく モタモタしてて係員を呼んでしまって 大混雑してるので係員も来なくて 後ろに大勢並んでる中 「何やってんだよ!くそジジイ」状態に成り果ててました。 結局 係員に新大阪まで仮の入場券で来ました。 自分でも年齢の割にデジタルリテラシーが高いと思ってた筈の なのに 一年で一番混雑してる博多駅でなかなかみっともないシーンでした。 先日、多田さんと少し話した内容ですが 車を運転してると 若い時には無かった ヒヤッとする経験がこの数年たまにあります。見てるつもりでも見えてない事があってドキッとします。 先週の室会議でも え?俺そんな判断したの?という事がありました。 今月で63歳になりまして今は違いますが 一昔前だと定年を過ぎている年齢。 大体の集まりに行くとほぼ年長者です。年長になると若い頃にはサクッと聞けた それ教えてよ っていうのが言いにくくなりますし 色んな情報を持ってる若い連中の輪に入るのが難しくなります。  年齢を重ねることで 成熟したり深まったり磨かれていくこともありますが、大抵 衰えてくることの方が多くなってきます。 これからは そういったシーンが増えてくるように思います。 経営者が一定衰えてくる 誰しもそうですが この会社も それに向き合っていく事になります。 冒頭の「ヒューマンエラーではなくシステムエラー」 経営者も衰えていく。判断も誤る事がある。情報音痴にもなってくる。それをカバーできる仕組みにシステムにもしていかないとという事だと思います。

ヒューマンエラーではなくシステムエラー

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先週珍しく朝礼で 倉庫の安全に対するカイゼンの共有がありました。その後チャットでもありましたね。 今日は現場ミーティングで少し話しましたが、「ヒューマンエラーではなくシステムエラー」という話をします。 以前も同様の話をしていますが、この考え方は 我々の組織の成長においてはとても重要で不可欠な考え方だと思ってます。 日々の業務で何かミスやトラブルが起きた時 誰しもつい 誰がどんな間違いをしたのか?誰が原因だったのかを考えがちです。これはヒューマンエラーと捉えがちだということですが、そうではなくシステムエラーと捉えようという考え方です。 システムエラーとして捉えるときに必要となるのが「人はどのようになりがちか」という観点について、性弱説(人は本質的に弱さを持つという前提)に基づいて考えることが重要です。 「人はどのようになりがちか」「ニンゲンのクセ」ですね。 これは大きく分けると3つ 1. 慣れによる注意力の低下・・高速道路は良い感じでクネクネしてます。 •一般的に人は同じ作業を繰り返していると「慣れ」が生じ、注意力が低下します。脳が省エネになるように出来てます。 2. 怠惰(たいだ)・・誰も見てなければ別にやらなくてもいいか。。 •人は誰しも「楽をしたい」「早く終わらせたい」という心理を持っています。これも省エネするようになってるということだと思います。 3. ストレスや疲労による判断力の低下・そもそも集中力には限界がある •ストレスや疲労がたまると、判断力や注意力が低下しやすい。 他にも自分だけは大丈夫 というバイアスもありますし チームでやると・そもそも責任感が薄まり油断するということもあります。 性弱説の視点を活かし、そういった「人の弱さを補う仕組み」をつくることで、より強い組織やシステムを実現できると思います。 今回のカイゼン。トランシーバーを使うことで全員にチェックされているという意識が生まれやすく 省エネバイアスが働いても簡単に省略しにくくなりました。そういう意味では 従来よりも性弱説をカバー出来てる システムエラーが起きにくい設計になってるように感じました。 もしかしたらこのシステムにも穴が存在するかもしれません。その穴を見つけれるのは次 ヒヤリハットやトラブルが起きたタイミングです。永遠にシステムはブラッシュアップしていくことになると思います。 これは...

英会話学習の進化と生成AI

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あけましておめでとう御座います! 実質 今日から当社の36期がスタートです。 来期はこういった取り組みをやります!と発表してきたその来期に突入しました。自分たちが決めたこと どんどん取り組んでいきましょう! 今期 大きな取り組みの中に「生成AI」があります。 「生成AI」もう皆さん何度も聞いてると思いますが、朝会でこのワードが初めて出てきたのは去年の10月。まだ3ヶ月前です。 この3ヶ月でも随分進化してるようです。 当時 言ってる自分自身で まだ腹落ちしていなかったのか インターネットの出現以上に世の中が変わる と言うのが信じられないところがありましたが この3ヶ月で世の中大きく変わる実感が自分の中でも膨らんできてます。 年末年始SNSを眺めてるといろんな広告が出てくるんですが、英会話の広告が何度も出てきました。 生成AIの英会話アプリです。 相手がAIなので恥ずかしくなく手軽に少しの時間でも 学習度合いに応じて個別に英会話学習が出来る というモノです。 ちなみに英会話の学習が この50年 どのように進化したか?調べてみました。 1970年代はそもそも英会話は エリート層のものでした。 その後 1980年代は 国際化の流れで英語教育が重要視され始めました。でも まだまだ文法が中心です。 1990年代は大手英会話スクールが全国展開し始めた頃です。駅前留学や英会話イーオンです。 2000年代 インターネットが出現してパソコンでのオンライン英会話が登場しました。Skypeを使ったモノです。 この頃 紙の辞書だったのが電子辞書に進化します。 2010年代にはスマホが普及して アプリを使った学習や 翻訳アプリも普及していきます。 2020年代 AI英会話アプリの登場です。 今後は完全にパーソナライズされたAI英会話の指導が一気に普及してくると思います。 気が付かないうちに英会話学習の世界もどんどん変化していってます。 社内で「生成AI」と言い始めて まだ数ヶ月ですが、このように自分の周りで少しずつ生成AIの世界が現実として世の中を変えていってるのが体感出来ます。そして当たり前の事になっていってます。 日常 自分達の生活がそれほど変化なく感じてますが 世の中は大きく変化していってる そんな認識が必要かなと感じました。

イノベーションの停滞

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 イノベーションの停滞 の話をします。 戦略発表でも話しましたが 当社の今があるのは25年前に先駆けてイーコマースに参入したことです。 会社に販売管理のパソコンを入れて 個人でも趣味でノートパソコンを買って パソコン通信の経験もして 物販をしてみたり その後 青年会議所の活動の中でインターネットに出会い 友人にサイトの作り方を教えてもらって 情報の収集は 雑誌から得て 当時は田舎にいるとなかなか掴みにくかった情報をなんとか得ようとしながら面白半分やってました。 偶々ですが 楽天市場に出店することになりました。 アクティブに動いた訳ではないですが、家業の傍 新たな事を何かやろうとしていたから 偶々そういった流れが来たんだと思います。 当時まだ30代。頭も柔軟で色んな事を吸収しやすかったんですね。 当時から30年近く経過して SNSも最新のテクノロジーにも 自分自身で付いていける実感がほぼなくなってきました。 いち早く参入したお陰で今があるのに新たなことへの熱意が年齢とともに落ちてくるのは 会社として今後 致命傷になるだろうなという想いがあります。 生成AIの世界の進歩は 今まで経験してきたテクノロジーの進歩とは又違う次元のような感覚です。 これは組織で取り組んでいく必要があるんじゃないかな というのが直感です。 自分自身でもそれほどテクノロジーに対して遅れてる会社では無いと思ってますが このタイミングは注力が必要。ゲームチェンジが起きると言われているのに のほほんとやるわけにはいかない ということで当社の課題 一番目に『イノベーションの停滞』となったわけです。

当社の企業文化について生成AIは

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11月3日 昨日は文化の日で 今日はその振替休日となります。 ということで、会社の文化について話しようかなと思います。 土井の出張報告が興味深く昨日楽しみながら読んでました。 当社の規模での取り組みについて最適なサービスなど無く なかなか難しいなという感想だったと思います。 改めて取り組み甲斐があるな 注力するなら このタイミングだろうな と感じました。 これがもし、土井の出張報告で 当社の規模にぴったりで低コストの最適なサービスがありました!という内容だったら手遅れだと思ってガッカリしていたところです。スピードを上げて注力していこうと思います。 1点 そこは違うよ という点があったのでフォローしておきます。 「現在のAIの発展段階を、PCの発展段階のどのあたりに相当するか考えてみて」と質問をしてますが、PCの発達段階ではなくインターネットの発達段階やeコマースの発達段階と比較したほうが良かったと思います。案の定、90年代後半という答えが出てきました。 さて、本題の企業文化について。当社のコーポレートサイトを生成AIで分析してもらうと 1.革新性と楽しさ 2.チームワーク重視 3.社会貢献と持続可能性 と分析されました。 さすが生成AI もちろん これは引き継いでいってもらいたい文化です。 ・しっかり続ける。継続する。 これも特に当社の文化だと思ってます。 「継続」については チームビルディングを学んできてもう十数年 仕組み化して継続してます。 何を継続して 何を止めていくか の判断は難しいですが。

当事者で参加するほうが面白い

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先週 文化祭を無事終えました。 メンバーの半数くらい通常業務で参加できなかった方が居るので申し訳なかったですが、こういった方向もあるなと思いました。 勤務時間やご家庭の事情で参加が難しい方が一定居る中でどういう方向性が良いのか試行錯誤しながら今後も検討しようと思います。 SORAりんくうにて いわゆるEC文化祭 僕自身の関わり方も当初と比べると良い感じで手が離れていってる印象です。 今後も試行錯誤していくなかでチャレンジしてもらいたいのが以前から一部には伝えてるようにプロジェクトの初期からステークホルダーを巻き込んでいく事。 楽天市場 発表 今はホストが我々 他の参加者はゲストという立ち位置で参加いただいています。 極力多くの方に当事者意識を持って参加いただきたいのと 何かしらお役目があって参加してもらいたい と思ってます。 それは自分の色んな経験から来てて それは恐らく皆さんも一緒だと思います。 例えば10月には各地でお祭りが開催されてますが恐らく誰でもそうだと思います。何もお役目が無くて参加するのと何か役目があって参加するのとでは取り組み方が違うと思います。 楽天と飲料メーカーのトークセッション eコマース研究会を運営していたときもそう。楽天のカンファレンスに参加したときも同様です。登壇したり何かしらお役目があった時のほうが明らかに当事者意識が出ます。 解りやすいのが ブラインドスクエア。 大勢でやった時に何も自分に役割が回ってこないと参加していても自己肯定感が低くなります。 何事もその他大勢側で特にお役目もなく参加するのと 何らかのお役目があって参加するのでは全く意識が違います。 考えてみてください。何かの集まりに声を掛けられて別に自分が参加しても参加しなくても一緒だったら皆さんも考えませんか?「参加どうするかな??」ってなりますよね? 運営側が多いという メリット デメリットはあるのは十分解ってますが 今後も多くの参加者が当事者意識の出る主催者側で面白いと思ってもらえる運営を模索していきたいと思ってます。

アーリーアダプター層のジレンマ

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イノベーター理論のアーリーアダプターにはどういったジレンマが起きるか? 世の中に普及してないタイミングで物事をスタートするというのはどういうことだったか?どんな問題が噴出してたのか?どんな課題が起きたのか? 生成AIに聞いてみると 解りやすい内容は4点ありました。 4点それぞれに1999年頃 eコマースを始めたタイミングと照らし合わせてどうだったかの補足をします。 2000年頃の店舗ページ ・一般的には初期はコストが高くなる  当時はダイヤルアップのネット接続で選択肢も無く高かった。ダイヤルアップ時代は定額とかでは無く通話料もかかってた。 ・製品やサービスが不完全な部分が多く テクノロジーも発展途上  当然ながら当時はインターネットへの接続も今ほど簡単では無かったし業務で使えるスピードでは無かったです。楽天市場もモール自体が不完全。決済まわりもそう。物流もB2Cが今ほど多くなくマイノリティーでした。 ・サポートやエコシステムの不足  ネット通販に最適な販売管理ソフトがまだ世の中に生まれてなかった。決済まわりもいろんなサービスが無かった。 外部委託のようなサービスも無かった。 そもそもトラブルが起きてもネット上に解決策が少なかったりする。自分たちで解決するしかない。 ・ステークホルダーとの温度差  周囲の人々がまだ興味を持ってなかったり理解してなかったりするために共有や協力が得られなかったりする。 今週実施する文化祭もこの4つ目問題点を解決できないかとやり始めました。 今、生成AIを社内で使い倒していこう。業務システムに組み込んでいこう という話をしています。 eコマースを始めた頃と同様 やり遂げようとするとアーリーアダプターのジレンマが起きますよね。

良いスタートは半分終わったのも同然

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先日から生成AIの話を始めて 実際 使ってる話を聞くことが少しづつ僕の耳にも届いてきてます。 今日は「スタートは重要だ」という話をします。 皆さんにお伝えしてる僕でさえ この後数年で どんなゲームチェンジが起きるのか なかなか想像が難しいです。 じゃ、過去はどうだったかというと 1990年代後半に 25年後 こんな展開は想像できなかったです。 (2000年頃 大阪での楽天市場の集まり) eコマースが世の中をどう変えたか?ごく一部分ですが紹介します。 1.今は店舗では商品を見るだけで実際の購入はネットで済ませるようにするような人も多くなってます。重い物はほぼネットでという方も居ます。 2.田舎に居ても都会と同じタイミングで同じ商品が買えます。昔は大阪にブームがくるのも遅れてそこから和歌山にブームが届くのも遅れてた。東京から新幹線に乗って大阪 それから 電車で和歌山まで来ると着てる洋服もブームの遅れ同様 時代遅れな感じがしました。東京で買えるものと田舎で買えるものはリアル店舗しかなかった時代は全く違ってたわけです。 3.昔は手に入らないものは手に入らなかった。今はホントに手に入れたいものはお金さえ出せば全て手に入れれます。そもそもどこに売ってるかさえ田舎にいるとわからなかった。どこに行けば買えるのかも解らなかった時代でした。 25年経過してみると想像してなかったような事が起きました。 どんな変化が起きるかわからないけども注力していく。というのが重要かなと思います。 生成AIに聞くと世界にはスタートの重要性を語るコトワザが色々あるようです。 英語: "Well begun is half done." (良いスタートは半分終わったも同然) ドイツ語: "Frisch gewagt ist halb gewonnen." (思い切って始めれば半分勝ったようなもの) フランス語: "Ce qui est bien commencé est à moitié fait." (良いスタートは半分終わったようなもの) イタリア語: "Chi ben comincia è a metà dell'opera." (良いスタートを切る人は仕事の半分を終わらせたことになる) スペイン語: "...

新たなテクノロジーを否定していると・・・

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先週の土曜日、事務所で SOFT BANK WORLD2024の映像を流してました。 (SoftBank world 2024 ページより) 孫さんの講演がほぼ生成A Iの内容だったので少しだけでも興味が出る人が居ると良いなぁと思って流してたんですが、今 公開されている基調講演に宮川社長のものもありました。昨日 日曜日に1時間程度だったのですが、聞いていて非常にわかりやすい内容で、先日から皆さんに伝えていることが 確信に変わった そんな内容でした。 すでに観たよ。 っていう方居ますか? 観た方が良いよ って言われても 行動に移すのは難しいので恐らくこの後 昼休みに観ようとか 帰ってから観よう 帰りの車で聞こう っていう方はほぼ居ないと思いますので一つ その基調講演で最初に話されてた内容を伝えます。 この前のニューヨーク5番街の話に似てるのですが、産業革命が起きたイギリスで 既得権益を保護するために赤旗法というのが1865年に交通規制法として施工されました。自動車の利点を著しく損なってるために30年後 1896年に廃止されるのですが、この間 結果的にはイギリスにおける自動車産業の発達が妨げられ他国に大きく遅れを取ることになったそうです。 公道を蒸気自動車が運行するときは55m前方に赤旗を持って歩く人が歩く速度を守って自動車の接近を知らせるという そういった法律です。 産業革命がイギリスで起きたにも関わらず その後 自動車産業だけにとどまらず 産業で派遣を取ることが無い国になってしまったようです。 企業だけではなく国家も新たなテクノロジーを否定していると 取り返しがつかなくなる という事例です。

子育ての頃どんなことを意識していたのか?の話

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前々回 出店25年で25年前の話をしました。 先日ちょうど30年前の写真を見つけたので 今日は30年前の話をしようと思います。 30年前に何があったかというと 世界リゾート博がありました。 和歌山マリーナシティーで 1994年に開催された。 (1994年7月23日世界リゾート博に会社でメンバーと共に) 僕がまだ32歳の頃です。 30年前の何の話をしようかと思ったのですが、子どもと一緒に写ってるので 子育ての頃 どんなだったか?そんな話をしようかと思います。 今ほどネットとかSNSで子育てに関する情報を得れるわけではないので、考え方や判断の軸は 『自分自身がどう育てられたか。。』と言うのが大きく影響してたかなと思います。 正確に言うと『自分自身がどう育てられてたと感じていたか』です。 僕より一つ上に第一子の姉がいて出生して直ぐに亡くなった事で 両親や家族も余計大事に育てられたように思ってます。それが影響されてるように思います。 ・過保護にはならないようにしよう。 小売の商売をしてたのでそれはよく見てた。休みがなかったので仕事以外で家族で出掛けた記憶も数回なんですが、少ないのでより印象的に残ってます。 数少ない旅行でもきちんと楽しく行けるようにしよう。 ・ほかにも自分自身の経験で良かったなと思ったことは子供にもしてやろうと思ってましたし、経験できなかったことで残念だったなと思ったことは子供にも極力経験させた方がいいなと思ってました。 ・自転車に乗れるようになったのが僕はクラスの中で遅かったので、子供にはちょっと早いかなという頃に練習しました。 ・僕は水泳が得意じゃなかったので子供には水泳は習わせるようにしよう。であったり ・掛け算のおもちゃを取引先にプレゼントしてもらったおかげで算数が好きになりました。 そんなことから人よりも何事も少しスタートが早い方が何をやっても楽しいと思ったので 子供には気になることは少し早くさせようと思ってそうしました。 ただ、子供って色んな人が関わっていくし親の影響力もあるかもしれませんが 周りの方や環境からの影響も大きいので 想像してたほど親の影響って少なかったんだろうなと今は思ってます。しかも、子供といっても全く別人格なのも子育てをしていて理解できました。 今は小さい頃から子ども自身がネットから色んな情報をインプット出来る時代なので 更に複...

「性弱説」という考え方

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 直近 ・厳しく出来ない時代になって誰も気づいてても注意しない そんな時代になりました。 ・セルフマネジメント出来ないとだめよね、でも 何よりも自分の管理が一番大変で自己管理は難易度が高い。ヒトは何度も催促されないと出来ないし 締め切りを設定されないと仕上げれない 2024年も後半に入りました。今期の取り組みでまだまだやり残してる一つに「ポンコツでもやり切れる仕組み造り」があります。 これは自分自身の体験から来てるという話は以前しました。 世の中にも既にこんな考え方があるんじゃないか?ということで色々調べてたらありました。 「性弱説」という考え方です。勉強不足で知らなかったのですが 性善説・性悪説っていうのはご存知な方は多いと思います。 性善説は人は生まれつき善の性質を持ってるという前提で物事を進めていく考え方。 性悪説は人は生まれつきにして悪という性質を持ってるという前提で物事を進めていく考え方です。 「性弱説」は 人は善であるが元来弱いものである 弱いから時に 怠けてしまったり 間違えたり 不義理をしたり 人を傷つけたりする。 性弱説で仕組みを考えよう という考え方。既に世の中にありました。

経営が好きな経営者はほぼ居ない

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今日から7月 例年通りですと一年で一番 売上があがる月となります。 よく普段から言ってますが 僕は寒いのが苦手でどちらかというと暑いほうが好きなのですが、一番業績が上がる月なので昔から7月は大好きな季節です。梅雨明け 蝉が鳴き始めるタイミングは何とも言えないです。 「好き」といえば 経営が好きな経営者はほぼ居ない と良く言われてますが確かにそのとおりだなぁと先日改めて思いました。 土曜日午後 現場の実務MTGをやりました。各現場からの課題や問題 情報共有の場ということで試しに数回実施して そもそも必要かどうか 頻度はどの程度か?参加者は誰が適任か?きめていく予定なのですが、僕自身は 久しぶりに楽しいMTGでした。 現場で何が起きてるのか?どう感じてるのか?の内容で 「具体」か「抽象」かでいうと具体的な案件が多いMTGでした。 普段やってる事業戦略室のミーティングになると 概ね抽象度が上がって どういう会社にしていくか?いい会社とは?貢献度の高い社員とは?自律したメンバーを育成していくには?のような正解が解りづらい案件が増えてきます。もちろん そればかりじゃないにしろそういった案件が増えてくきます。 私に限らず どの経営者でも多くの経営者は 仕事を始めた頃は現場をやってて それが得意で業績を上げてきて 業績が良いおかげで だんだん人が増えてきて 得意だった現場を人に任せなくちゃいけなくなってきて 得意でも無いマネジメントや経営の仕事をやってるわけです。。 土曜日は父親の七回忌でした。もう6年になります。父親が商売を頑張ってなかったら僕自身も経営者にはなってなかったと思います。 経営が好きな経営者はほぼ居ないと言いますし 実際 僕自身もそうですが、経営者をやることで非常にいい経験をさせてもらってます。父のおかげでもありますし 皆さんが働いてくれているお陰でもあります。 土曜日は 久しぶりに現場の案件のミーティング とても楽しかったです。

自力では解決できない問題を箱に入れておける力

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朝会のお題が 「直近の1週間の気になるニュースについて思うこと」なので 大谷選手のニュースです。 大谷翔平選手・・23号 今日時点で打率と打点でトップになってます。 随分前のニュースですが 大谷翔平選手の通訳 水原一平さんの 違法賭博事件 がありました。 この時の為末さんの長文が面白かったので一部抜粋して紹介します。 長文ファンの皆様おはようございます。 昨日友人と大谷選手の話になったので、彼が心理的に大変な状況でなぜあれほど活躍できているのかをスポーツの世界の理論で説明してみます。とは言っても、それ世界レベルで実行しているのは、想像もできないほど難しいはずですが。 メンタルが強いと良く言いますが、具体的には「自力では解決できない問題を箱に入れておける力」だと考えられます。そのためには分割と、一旦置いておく、ことが必要になります。まずよく知られているストア派の哲学から引用します。 「コントロールできないことではなく、コントロールできることに注意を向けよ」 世の中にはコントロールできないこととできることが存在するとストア派は考えます。他人、過去、天気はコントロールできないし、自分が病になることや、寿命もコントロールはできない。 コントロールできないことについていくら考えても、結果はコントロール不可能なので、意味がありません。 この朝会でも何度か話をした コントロールできることに集中して コントロールできないことに執着しない という話や イマココ の話(良かった過去や悪かった過去に引きづられない 未来の事を心配したり 不安に思ったりするより今に全力で臨みましょう。)という話をしましたが、大体 普通の人は コントロール出来ないことに執着したり 失敗した過去や 未来の不安の事を考えてしまって 日々悩むことも多かったり 全力で力を発揮したり出来なかったりします。 メンタルが強いとは「自力では解決できない問題を箱に入れておける力」 ホントに上手い言い回しです。 僕自身も 箱に入れておけなく余計なことを考えて眠りが浅かったりする日もあったりします。

100人いれば100通りのリーダーシップ

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 先週 6月のスーパーセールがスタートして1週間の出荷量が先週はかなり多い週でした。「自分の仕事はしっかりやりきりチーム関係なくフォローします。」他チーム応援の部分はしっかりできたように思います。 今日は僕自身のリーダーシップのスタイルについてです。 PM理論でいうと4つに分かれたりしますが、そのスタイルは10に分類したり6に分類したり切り口によって様々に語られています。またその時時によってスタイルを使い分けるような部分も多い。 一人ひとり全く違う 100人リーダーが居れば100通りのリーダーシップがあるように、皆さん一人一人もリーダーシップのスタイルが違うと思ってます。 周りの方から見てどう見えてるかは良くわからないし、なかなかフィードバックを貰えるわけでもないのでなんとも言えないのですが、数か月前に 大学の百周年式典があった話をしたと思うのですが その時に 大学時代の自分について 40年ぶりにフィードバックを貰ったのがありました。 2年下の後輩から「中江さんあの当時は鬼の形相でしたよ」とシミジミ言われた。4年生の夏合宿やリーグ戦前の話だったと思います。「鬼の形相」って なかなか使わない表現です。 小泉首相の頃 貴乃花が武蔵丸に勝って鬼の形相と言われてたのが記憶に残ってますが いわゆる闘志を剥き出しにしてたんだと思います。 精神的にも追い込まれて体調にも影響が出てたので チクセントミハイのフロー図でいうと 間違いなく常に不安ゾーンで 能力以上のチャレンジをやらせてもらってたんだと思います。 置かれていた立場とその時の状況と戦力をみて実際大変な状況でした。 今でも覚えてるのですが 4年になった時に信頼できる方に相談に行ったんです。「キャプテンに任命されてどういったリーダーシップを取ればいいですか?」と質問したら「それは中江 独裁しか無いだろ」って言われたのが今でも鮮明に記憶に残ってます。 そんなリーダシップを取りませんでしたが。。 先週、久しぶりに倉庫の応援に僕の行きました。率先してリーダーシップをとることで 皆が協力しやすくなるだろうと そんなふうにも考えて 倉庫応援行ったんですが、直近の腰痛がさらに酷くなってしまいました。無理しなければよかったな・・と今は感じてます。

今年も日本赤十字への寄付

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 皆が日々頑張ってくれてることで 今年も 先日 日本赤十字の和歌山県支部に会社からも10万円の寄付をさせていただきました。以前も朝会で これは父の遺志を引き継いでます。という話をしました。 以前、日々何気なく見てる景色は潜在意識に刷り込まれていく という話をしました。 子供の頃の話ですが 商売に関することが溢れてる家の中に1台しかないテレビを置いてる部屋に 叔父達の相撲と柔道の賞状が掛かってました。どう感じながら見てたかっていうと 凄いなぁ〜と思って見てたと思うんです。これがその後の弓をやってる時に多少なりとも影響してると思ってる。 皆さん方も子育て最中の方は 子供さんが日々見てる何気ないものが 必ずその子の潜在意識に刷り込まれてると思います。 さて 今 この会社で皆さんが普段何を見てるか 通用口に掛けてある 昨年頂いた赤十字への寄付の感謝状 日々の作業進捗のモニターだったり 階段途中のステークホルダーの方々の写真であったり 2階に貼ってる年表であったり 潜在意識に良い影響を与えるモノに囲まれた そんな職場環境にしていきたいと思ってます。

渦中にいると見えなくなる

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 先週は業務量が増えるタイミングも仕組みを見直す絶好のタイミングです。という話でした。 また、全体ミーティングの時に少しお話した「現場は正しい投資判断が難しい」という話もしました。 これは現場にどっぷり入っていると 渦中でやってると 見えないんじゃないかという話です。 ハンディー端末導入時の話をしましたが、詳しく説明すると当時は入荷も出荷も目視検品でした。今朝 久しぶりに目視検品しましたが とても大変でした。 出荷だけでもバーコード検品して出荷できるように 目視だけではどれほど改善して注意しても一定の割合で誤出荷してました。 当時、300万くらいかけて初期のシステムを導入したと思うんですが その費用をかけて今までやらなくてよかった作業が一つ増える。それでなくても出荷は大変なのにそんな端末持たされるんか。。バーコードを鳴かす作業が一つ増える と導入前は現場にとても不評でした。 実際は導入後 目視検品のストレスが無くなって 検品が楽になった。 導入して大成功だったわけです。  ローラー導入時も 倉庫が狭いこともあって現場は必要ないという意見だったと思います。 これは非常にわかります。 僕自身 1台目のバッテリーフォークリフトを導入する頃 決断できなかった。狭い場所で 当時は ほぼ赤字で入荷の荷受けも手降ろしで全て入庫してた 相談したら柚瀬さんが中古のリーチフォークリフトをくれたんです。 実際は導入するととても便利なんです。 倉庫拡張するときも父親が勝手に決めてきて 僕は反対しました。おそらく1年後にはその倉庫でも狭くなってきた。 誰しも 渦中にいると見えなくなる 正しい判断が難しい。 一歩外に出ると見えるんですが 深く関わってると見えなくなる。 逆に現場にどっぷりじゃないと正しい判断が出来るか?というとそれも簡単じゃない。 僕自身も数百万の投資をして失敗したケースもいくつかあります。