突き抜けていく会社・突き抜けていく経営者との大きな違い
先週、前畑と いなば食品の新製品発表会に行ってきました。突き抜けていく企業経営者は違うなと思った。
今日はそんな「突き抜けていく会社・突き抜けていく経営者との大きな違い」を話します。
先日、木村がこんな事を言ってました。「社員旅行で行った伝食さん で話を伺うとキョトンとしてました。」
木村がどういったニュアンスで話を伺ったのか、本人に言ってもらうのが良いので本人からお願いします。
2023年11月に、伝食さんに会社見学に伺った際、次のような質問をさせていただきました。
「売上が伸び、組織も大きくなっていく過程で、人に関するご苦労はありましたか?」
恐らく「いろいろ大変でした」「あんなことやこんなことが…」といったエピソードが返ってくるのではと予想してたのですが、対応してくださった田辺社長と山岸さんは「そんなことあったかな?」という感じで、「特に苦労した記憶はないですね」というご回答でした。
もちろん、組織として何らかの課題はあったとは思うのですが、そのあたりはほぼ気にすることなく、突き進んでこられたのかな、と、そんな印象を受けました。
同様に十数年前にも当時の楽天のECCに言われたのを思い出しました。「楽天はそんな細かいことを考えてる間が無いくらい 達成すると次の目標が降りてきて その目標を追っかけていくのが大変すぎて 中江さんが悩まれてることなんか誰も考えてない。」
今日はそのあたりの話をします。
要は 僕は「チームが良い状態なのかどうか常に気になっている。」という事です。
当時は思わなかったですが、これも もしかしたら僕の もしくは当社の独特のスタイルかもしれません。皆さんも感じてはいて、違和感を持ってるかもしれないのでこれは改めて伝えたほうが良いなと思いました。
改めて なぜチームが良い状態なのかどうか常に気になっているのか?です。
違和感があるとイチイチ立ち止まってしまうのか?? 良い状態に持ってくためにエネルギーを割くのか? どうしてそういうスタイルになったか?を考えてみました。
結局 コレは性格もあるんだと思いますが 一番影響を与えたのはやっぱり「弓」だったかなと思います。
どういうことか説明すると
弓で何度も経験した「実力が圧倒的に勝っていてもチーム内の違和感を払拭しておかないと必ず負ける。勝てない。」そんな経験を何度も味わったから。恐らくそこから来てるようです。
説明が難しいですが、大学駅伝なんかもそんな要素が大きいと思ってます。
本来、全員の合計タイムが一番早ければ優勝するわけですが、そうはならない。ドラマが起きます。奇跡が起きます。
この話は実際に本人が体験しないと腹落ちしないのでこれ以上説明しませんが、チーム内の違和感を払拭しておかないと必ず負ける。その経験から来てます。
ビジネスはスポーツとは違って勝ち負けでは無く、必要ないのかもしれないですが、あるタイミングで「ビジネスにもチームワークが必要だ」と僕の中でスイッチが入ったタイミングで一気に価値観が変わった。
「一枚岩になってるか」「足並みが揃ってるか?」「チームワークに違和感は生じてないか?」そういう視点が気になります。
突き抜けていく経営者・突き抜けていく会社とこのあたりは大きく違うんだろうと思います。
こういった経営者の視点はどの規模まで通用するのか?という問題もあります。
100億規模では通用しない。どこかでアップデートが必要です。
多様性・矛盾・違和感も受け入れられる そんな設計にアップデートが必要です。
コメント
コメントを投稿