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教えるものの心得「無言歌の教え」

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前回は「教わる者の心得」の話でした。 良き師に恵まれることは肝要だが此れはなかなか得難い どこかしら良いところがあるはずだから良いところを真似よ。 という内容でしたが 今回は「教える者の心得」です。 武術には 免許皆伝 目録 巻物なんかがあると聞いたことはあると思います。 ちなみに免許皆伝とは師匠が弟子(でし)にその道の奥義(おうぎ)をことごとく伝授すること。らしいです。 僕が大学のときに学んだ日置流印西派には 無言歌の教え というのがあり 詳しくは教わってないのですがネットで調べると26首あって57577で読まれているようです。 その一番目に出てきてる代表的な歌をご紹介します。 「人毎に生まれつきぬる弓かたちを みな一様と思うもぞ憂き」 ネットに掲載されてる解説には「人は生れつき骨格も気質も夫々異なるものであるから教えも一様ではない。変りあるところをよく見立てて指南する事。」ということらしいです。 人はそれぞれ違う。 ストレングスファインダーの強みの違いです。

見られてるぞ 常に評価されている という話

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我々のビジネスはB2Cでお客様の現場を見ることが無いので視点として欠落しやすいのですが、一般的には商売では「どういったお客様か?」という視点は常に付きまといます。我々の商売はそういった見方が乏しくなる。そんな話です。 B2Bで現場に足を運ぶ商売をしていると そのお取引先の色んな所が見えてきます。 卸をやってたときは 我々仕入先に横柄な態度をする取引先もいれば 従業員の方末端まで丁寧にやり取りをしてくれたりするお取引先もいました。教育が行き届いてるなぁという会社もいれば そうではないところも見えたりします。 僕自身 今 卸やB2Bをやっていたら そんなお客様の どんなところを見るかな?というと ・流石にこの時代なのでIT化にしっかり取り組んでるか? ・経営者はどうだろう? ・この組織はどうだろう? ・従業員教育に注力してるか? ・コスト意識がアルバイトの方々まで徹底しているか? そんなところは間違いなく目につくと思います。 我々の商売はB2Cでネットなのでお客様をそういった視点で見ることは少ないですが 逆に仕入先・ステークホルダーの方々からは常にそういった視点で見られています。 金融機関等は商談などにも来ていただくこともありますが、恐らくそういう目でしか見てません。 日々 商談に来ているメーカーや問屋もそうです。そういったところを常に評価してると言っても言い過ぎではないです。 例えば佐川急便さん 僕が佐川さんの経営者や管理職なら毎日ビッシリ訪問している会社でしかも現場と密接に関わる仕事をしてる集荷に来ている社員に聞きます。 「ナカヱはどうなんだ?」と 毎日現場に来ている彼等の評価は正しいと思う。 ステークホルダーの方々は常に見てるということです。 各自ハンカチを持ってこよう と決めたら全員が忘れずに持ってくる 使ってない場所の電気は消そう と決めたら徹底する 小さなことですが やろうと決めたことは全員が徹底できる そんな会社を目指しましょう。

親炙(しんしゃ)と 私淑(ししゅく)

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 先週は学ぶ時の心得の話でした。 『良き師に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い』 ・どこかしら良い所を学べ 学ぶ時の心得です。 でも、実際 今の時代はどうなんだろう??インターネットが普及して容易に情報に辿りつけたり 人と繋がったり 情報発信が誰もが出来る時代の学び方は・・って考えました。 親炙(しんしゃ)と 私淑(ししゅく)という言葉があるようです。 最近この言葉を知りました。 「親炙」とは 直接接しながら感化を受けていく学び方 「私淑」とは 会ったことがない人物を師と定め、その言動から学ぶ方法 どちらも大切ですが、今の時代は 「私淑」の方が影響を受ける機会が多いように思います。 僕自身も この数年 田坂広志さん など直接お会いしたことが無い方から学んだことが多いです。田坂さんのYou Tube動画やWEBサイト 本を通じて私淑してきました。 皆さんも 従来からある本や 歴史上の人物であったり インターネットがあるから動画なり SNS WEBサイトなりで リスペクトしてる方を私淑されている方も居ると思います。 親炙 私淑 どちらも大事です。