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人は間違える生き物

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 前回は間違いがおきたタイミングは絶好の機会なので徹底的に仕組みを見直すことに注力したいしそのようにしてきました。僕の温度感と皆さんの温度感の違いはずーっと不思議だなと感じてることですという内容でした。 基本 間違いは 当人個人の問題ではなく 組織の仕組みの問題である。 毎回そんな説明しませんので 間違いが起きたとき 間違えた本人が責められているような感覚になってるかもしれませんが 本心ではそうではないと思っていて。 個人の責任と感じるので間違いを大ぴらに顕在化しにくい面もあるかもしれません。皆さんにどう映ってるか 感じてるかわかりませんが ほとんど組織の仕組みで解決できる問題だとおもってます。 実際には その時に何が起きてたか?どういう状況だったか?作業をどう行なったか?というのは対応している人に状況を聞かないと詳細が掴めないので 間違いを起こした人が炙り出されてしまったりということはありますが、それも全て ダメだった仕組みを良い仕組みにしたいから というところにあります。 ヒトはビックリするような勘違いする事もあるし 時にルールを無視する事もある とても重要なことでも忘れたり抜け落ちたりする 同じ作業は慣れてしまうと無意識でやってることが多い 仕事しながらでも別のことを考えてることも多い 集中してできるのはせいぜい15分程度である 間違いを無くせる という思想ではなく 性善説と性悪説があるように  「人は間違える生き物」という前提に立って それならどういった仕組みにするのが最適か 間違えた時に早い段階でリカバリーするにはどういった仕組みにすればいいか考えないといけないと思ってます。

間違いやミスに関して

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 全体ミーティングで一部 木村からも話をしてましたが「間違いやミスに関して」 先週もありました。  商品登録時の間違い、出荷商品や数量の間違い、受注処理の間違いやミス。もちろん事務処理や現場作業をあまりやってない僕自身も一定あります。 昔から間違いが起きた出来事に関してしっかり取り組む事は僕の中ではとても重要視しています。 何でそこまで間違いが起きた時の取り組み方を重要視しているかのお話をします。 ・ひとつは商取引だから間違いは壊滅しないといけないと思ってる。  まず お客様にもご迷惑がかかるし コストもかかる。信用もなくします。  デメリットしかない。プロなんだから率が低ければ良いという問題ではないわけです。 ・もう一つはそういった間違いを壊滅するための仕組みの見直しをする絶好の機会だから 絶好のチャンスだからです。  人は 基本 失敗しないと学べないと思ってて そういう意味でも間違いやミスが起きたタイミングは絶好のチャンス。このタイミングを逃したら見直しは出来ないだろうと思ってるからです。 そもそもうまく行ってるときに作業工程や仕組みを見直したり出来ますか?まず出来ないです。  本来ならミスや間違いが起きそう ヒヤリハットのタイミングで見直したりしないといけないわけですが、それが顕在化しないと取り組めないと思ってます。 しかも皆さんが頑張ってるお陰で間違いがとても少なくなってきている。見直しをするチャンスも言ってみれば極端に減ってきてます。 数少ない絶好のチャンスだからです。 その見直しやカイゼンも安易に答えを出すのはダメだろうなと思ってる。 で、僕から観ると安易に答えを出してるように感じることが多いと感じてます。 我々は特別優秀な秀でてるメンバーでやってるわけではない のでしっかり考えてカイゼン案を出さないと根本的な改善にはならない。 その証拠に25年も同じことをしてるのにまだゼロに到達できない。 その取り組み方について言えば 僕自身どう感じてるかというと 僕の温度感とスタッフの皆さんの温度感は明らかに違うなぁと思ってて これはどうしたもんだろう??と感じてる。 この温度感の違いで オープン経営に取り組んだのはいつもお話してますが、これだけではまだまだ温度感が同じにならないんだろうなと感じてます。 ・日常業務に追われて まぁ良いか!で済ましてしまう そんなケー

体調不良からの自己開示

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 先週体調を崩してお休みさせてもらいました。 結局 疲れからの肩風邪だったのかなぁ。。前日 大阪インテックスを往復して広い会場を歩き回って。。 数年前に目眩 去年はコロナ感染からの熱中症 今回の肩風邪 定期的に体調不良を起こす感じになってきました。 60歳過ぎるとこうなってくるのかなぁ。。という思いもありますが 10歳近く先輩の片山さんがほぼ仕事に穴を開けないことを考えるとまだまだ年齢のせいに出来ないなと思ってます。 体調管理も仕事の能力の一つです。 今日は自己開示も含めて元々どうだったかのお話をしようかなと思います。 一気に幼稚園の頃の話になりますが、腹巻きを始めたのはこの頃だと思います。頻繁にお腹を壊していたようで、白金懐炉を腹巻きに居れてました。 小学校に入り 給食を食べ始めて丈夫になったという話を母から大人になって聞きました。昭和30年40年代で大家族だったので栄養も足りてなかったのかもしれません。 大学時代は一人暮らしなのでとても不安だったんですが 体調を壊すことは無かったです部活は一日も休みませんでした。 働きだして 結婚してからは今とそれ程変わらないと思いますが、年寄りも一緒に住んでたので子供から感染することがないように家内がとても注意してくれていたようです。 今週 一気に暑くなるように言われてます。 急に気温が高くなるとカラダがついていけない事が多いと言われてるので 春の熱中症ふくめ 皆さんも体調不良とならないように注意してください。

会社見学会2024の振り返り

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ようやく待ちわびた大好きな季節になってきました。桜が咲いて、トウカエデもイチョウも新芽が出てきて クローバーが一面になってきて。。寒いのが苦手なのと これから忙しくなってくるこの季節、ホントに大好きです。 先週は会社見学会お疲れ様でした。 初めての試みでしたが 開催して良かったです。ホッとしたのか 滅多に無いんですけど数年に一度くらい 珍しく自宅で夕食のときにビールを飲みまして 家で飲んだらダルくなって大変でした。 せっかく来ていただいたので「会社のことも良く解ってなんか楽しかった」という風に感じて帰っていただきたかったので 皆さんもそうだと思いますが 気疲れも多かったです。 振り返りとしては 少しスケジュールを意識しすぎて駆け足になりすぎたところや 規模感ばかりの説明が多すぎたかもしれないなぁと思ってます。 もっと我々が大切にしてるところや 非常に苦労してる部分や 日頃注力しているところの内容もあった方が上辺だけの結果を伝えるより良かったかな〜と思ってます。 次回やるときには今回の2回を踏まえチューニングしていけたらと思いますし 定期的にやっていくと良いような気がします。 さて、社内では ジョハリの窓の開放の窓を広げていこう ということでやってますが、改めて地域の方々へも「開放の窓」を広げていく取り組みは必要ですね。ということですね。 日頃もやっていただいてますが ・コーポレートサイトでの情報発信 ・今日来て頂くような 地域の新聞社への情報発信 ・SNSの運用 一つ一つは僅かな効果かもしれませんが、継続が重要です。

新卒入社式からの40年目。40年前の自分に何を伝えるか?

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 4月1日の朝会ということですので、 40年前の4月1日に社会人になって 37年前の4月1日に中江商店に入ったので その当時どういったことを考えてたかなぁ。。と昨日から考えてるんですが、どちらも新たな一日目でしたけど 割と自信に満ち溢れていたような記憶があります。それは若さの特権なのか、大学時代の良かった過去がそうさせたのか判りません。 当時の詳細はあまり記憶には残ってないですが何を考えていたのかなぁと考えると。。 ・学生の時は勉強できるのが優秀だった。 ・弓をやってたときは戦績の良い選手が優秀だった。 ・働き始めたタイミングではどんな人が優秀なのか?社会人になってこれはとても複雑だなぁと思ってた。 最初の3年はサラリーマンだったので会社から評価が高い人も居れば 部下から慕われてる人もいる 早くに昇進する人・ゆっくり昇進する人 組織のトップが現場に来ることもあった 新入社員で早々に抜擢される人も居た。現場の職人として長年スペシャリストのような方も居たり、中途入社組の方も居たりでした。 任された場所で社内でどう活躍するか? 3年後帰ってきたらほぼ家族経営のようなものだったので 仕入先や取引先とどう関係を築くか?色んな人と関わる中でどう振る舞うか?いろんなグループの中でどう振る舞うか? 結局40年経って 当時の問い「どんな人が優秀なのか」色々自分の中では理解が進んだところもありますが 未だによく判りません。チームのことを勉強し始めて更にわからなくなってきてる印象で まだまだ模索中です。 40年前、大阪での入社式だったと思いますが その当時の自分に何を伝えるかなぁと考えたら 一つは「あっという間だぞ」ですかね。もう一つ伝えるとしたら「夢中になれることがそのうち出てくるからそれまで とにかく目の前のことを頑張れ!」かな。 

アワード受賞は中の人とのコミュニケーションとして絶好の機会でした

 先週、時間厳守のルールを追加します。みたいなお話をしました。業務マニュアルや作業マニュアルではなく 一般常識的なマニュアルが増えてくるのはあまり良い傾向ではないと思ってて民度が高いとそもそもそんなルールが必要無いわけです。そういったルールが増えないようにどうしたら全員が気持ちよく働けるか ということをそれぞれがもっと考えて行動する そんな会社のほうが良いなと思います。 auのアワードに先週参加してきました。授賞式に行くというのは僕自身初めてでした。コロナ禍で受賞しましたけどリアルの授賞式が無かったので・・。 選ばれた店舗だけが参加しているという特別感と ホスト側であるaupayマーケットの方々が我々ゲストをもてなしてくれる という分かり易い構図で受賞店舗を楽しませて頂きました。 想像はしてましたが、「中の人とのコミュニケーションは重要」というのを改めて感じた一日でした。 そんな 中の人とのコミュニケーションを深める機会としては アワードの受賞はとても重要だな。 商売として賞レースに必要以上に注力するのは違いますが、ミッション達成に向けてこういったアワード受賞は手っ取り早いな というのを実感しました。 楽天市場でも 言ってみれば中途半端な受賞しか無いですが 一度でもSOYの受賞していたら成長が加速していたんだろうな と改めて想像できました。

今 何が起きてるかの共有

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2点お話します。 3月は基本給の見直しのタイミングで色々な側面からどうしていくか検討中です。 基本給を上げるということは人件費が高くなって固定費が膨らみますので競争力が低下することも考えないといけません。一方 基本給を高くする事は 優秀な人材を確保するという意味では 競争力の源泉にもなるので重要です。 基本給を上げて固定費が上がらない仕組みにしていくことは より重要な事になるのが この点からもよく解ります。効率を追求していく事です。 相反する点をバランスとりながら昇給していくのは毎年難しい判断です。 うちの会社は給与テーブルや給与体系がまだ整備できてません。これはまだこの規模の会社については 社長が全員把握できる規模は社長が決めていったほうが良い という考え方もあって決まってないのです。 そこで この数年 毎回やってるのが 室メンバーにも全員の貢献度や責任度合いを客観的に判断してもらってます。 実際やってみると それの平均値と 僕の判断が それほど違いがない結果になってます。 勤務年数と貢献度や責任の度合い 判断の基準はそれぞれありますが 概ね相対的な評価は皆がよく見てるということです。 2点目です 先週 ある出来事がありまして また細かなルールを決めることになりました。どんなルールかというと。。 ・全員が気持ちよく仕事を出来るために時間厳守は徹底しよう。  3分前には行動する  事前に遅れることがわかっている場合は遅れる旨伝える  もし遅れた場合はきちんと謝る まぁこちら社会人として当たり前の事ですが ルールとして追加することにします。 入社いただいたときにだいたい会社説明で色んなお話をさせていただいているシートです。 チーム内でだいたいこれが共有出来ていれば妙な問題は起こらないです。先週起きたことも今現在何が起きてるかの共有が無かったことで起きた問題です。

ステークホルダーとして中の人とコミュニケーションを深める

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先週は二十数年前は当時の10倍の売上がイメージできなかった話をしました。楽天市場というモールのお陰で彼らが集客をしてくれ公平な売り場を提供してくれているお陰で成り立っているという話をしました。 先日久しぶりに楽天のECCとリアルで打合せをして 僕は懇親会だけ参加しました。 直近コロナもあって そういう場は無かったのですが、人が介在している以上 中の人 ステークホルダーの中の人とのコミュニケーションは必要だなと改めて感じました。 我々の会社でいうと全てのお取引が会社と会社のお取引してるわけで 当社と佐川急便やヤマト運輸 当社と三井食品や三菱食品 当社と楽天やYahoo! aupayマーケット 会社と会社「組織 と 組織」になってます。 時代が流れていく中でそのあたりがより濃くなってきてるように思います。 昔 小売といえば 全て人が介在してました。 子供の頃、中江商店もお客さんが来ると食事中でも箸をおいて「はーい」ってお店に出ていくわけです。世間話をしながら 人が人から買ってた。 それが 僕自身は社会に出たらスーパーという セルフサービスの小売に就職したわけですが、実際は中の人は居るわけです。 今は 小売は もうほとんどがセルフサービスで そっちが主流です。 小売だと我々と同じネット販売のAmazonなんかは中の人を全く感じないようになってます。 いろんなサービスで中の人が段々感じられないような仕組みになっていってます。 他にも色々あります。 Googleもそう 我々が普段利用している メールワイズ ECnote zoho WEBのサービスはほとんどそっちになっていってます。 サービスやツールとして使いこなす のと ステークホルダーとして中の人とコミュニケーションを深める 両方が重要だと思ってます。 同じことが逆の立場での言えます 我々も中の人としてお客様とのコミュニケーションは極一部になってます。チャットか電話 それもコールセンターで一次対応をして貰ったあとだけです。 ビジネスはこの両方で捉えていかないといけないなと改めて感じました。

虎の穴合宿での売上10倍

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先週 楽天に行って会食で色々話をしたときに感じた事をお話します。 2点あるのですが今日はそのうちの1つです。 昔話ですが、久しぶりに思い出したのでその話をします。 二十五年前 楽天に出店した その後 たぶん2002年くらいだと思いますが「虎の穴」という研修があって その時のお題が「売上10倍を目指す」 みたいなテーマでした。当時の売上が年間1億くらいだったので何年か前にようやくクリア出来たわけですが、参加したときは残念ながら僕の中では正直その当時 売上10倍がイメージできませんでした。 何でだと思います?? それは 恐らくそれまでの経験があったからかなと思っていて 中江商店は商店街で小売をやってましたが御坊や田辺に大資本の小売が出店して 印南にもAコープが進出して来てきたタイミングで中江商店だけじゃなく商店街から全ての店がなくなっていきました。 30年前には地場のコンビニやスーパーがあったのが全て全国チェーンのコンビニになり 広域のチェーンスーパーに取って代わりました。 小売業は資本力で勝敗が決る そんな世の中しか見たことが無かったからNBブランドの飲料を売ってるだけでは市場が大きくなったら大資本に駆逐されてしまって零細資本では戦えないと思ってました。 努力しても報われない 頑張っても報われない  小売業や卸売業っていうのは大きいのが強い 今でも実際 世の中は殆どそうですが そんな経験以外したことなかった。 それが 実際はその「虎の穴」の研修から15年経過した2017年に当時の10倍をクリアしました。当時はイメージできなかった売上10倍に到達したんです。 これは楽天が 大資本も零細も資本力関係なく同じ土俵で戦える そんなモールを創ってくれたお陰です 今は他にもモールはいくつかありますが この文化は楽天が創りました。 もちろん いつまでそんな環境が続くか判りません。 一刻も早く 環境が変わっても 生き残っていける そんな強く柔軟なビジネスにしていかないといけないと思ってます。

12年前のメモの話

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 先週は過去の自分との向き合い方がとても難しいという話でした。が今日も似たような話になります。 土曜日は2月の全体ミーティングでした。 ミーティングでも話しましたが 前期の結果が出ました 売上高 ●●億●千8百万円 前年比約108% 売上・経常利益とも頑張りのお陰で過去最高でした。経常利益が高いのは和歌山県からの補助金です。 15年前くらいに使用していたLet'snote 先日から15年前くらいに使っていたノートパソコンのデータで確認しておきたいものがあったので引っ張り出してきて触ってたのですが ちょうど12年前の2月全体ミーティングのメモが出てきまして。。 当時のネット売上が●億5千万くらい。今の半分以下の規模です。人数も10人程度だったと思います。会社が●●億の壁にぶつかっていた頃です。 2月の全体ミーティングに話すことをメモしてたようです。どういった内容を書いていたかというと その年度は東日本大震災があって 前年 2011年の3月以降 震災の影響で大きく売り上げが伸びた年で 決算賞与を出したみたいでした。  社長になって初めて決算賞与を出せたみたいで僅かだったんだと思いますが感無量って書いてました。 で、賞与なので貢献度に応じて対象者で総額を分けるようにしたのですが どういった事を軸に分配したかというと きちんと出勤してる人を評価したと書いてました。それは頂いたご注文に対して毎日しっかり対応していくことがこの商売では重要で それぞれがキチンの出勤できていることの背景にはご自身の体調管理はもちろん ご家庭でも色々な事が日々起こる中でお仕事を最優先して出勤していただいている事の証でもあります。そこを軸に評価しました。とメモしてました。 また当時の人数が10人程度だった事もあって サッカーに例えて 我々は補欠なしの11人で毎日試合をやっていて急遽の休みは10人で試合をするようなもの 安易に休める人は日々本番の試合だと思ってないか自分がレギュラーだと思ってない人だ と書いてました。 2012年からだと12年経って売上も人数も●倍くらいになりました。 時代もワークライフバランスや働き方改革のような考え方も出てきて 時代にあった考え方に変えていかないといけない ので流石に今ならこんな事言わないなぁ。。と思いつつも 昭和生まれなので今でも どこか根底にこんな考え方が

良かった過去とどう向き合うか?

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 今朝SNSを見たら元陸上選手の為末大さんのFacebookにこういったことが書かれてました。 過去の記憶が残っているからこそ、むしろ過去を越えられなくなっているわけです。過去の自分の亡霊とどう向き合っていくのか。悩ましい問題です。しかし、生きるということは過去を重ねることですから、これからは逃げられないのだろうと思います。 木曜日は南紀白浜空港でウエルビーイングセミナーに参加しました。 小林正忠さんが講師で楽天の色んな話を聞いている中で SOYトリップは天狗の鼻をへし折る為にやっている という話をしていました。 我々はまだ一度も受賞したこと無いですが モールで店舗運営をしている中では歴史もある一つの大きな評価軸ですので 受賞すると天狗になってしまう気もわかりますし 最初の目的はそうじゃなかったかもしれませんが 楽天はそういったことも考えて設計してるんだと感じました。「良かった過去との向き合い方」です。 土曜日 大学の百周年に参加してきました。62歳なので卒業して40年。早いものです。 僕たちのときも 銀座東急で大々的な祝勝会をやってもらって卒業しました。 今から考えると内容はともかく小さな世界でトップになったことで 僕自身は多少なりとも天狗になって社会に出たように思います。これも「良かった過去との向き合い方」の話です。 他にも 参加したOB連中と色んな話をしました 現役時代には 下級生のときに好成績を出して 上級生になって良くなかった方も大勢いました。これも「良かった過去との向き合い方」の話です。 皆さんもそうだと思います。成功した過去とどう向き合うか? 失敗した過去とどう向き合うか? 良かった過去 悪かった過去 とどう向き合っていくか? 常に付きまとう難しい課題です。

金銭感覚の話

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 僕自身のお金に関する話をします。金銭感覚 個人のお金ではなく会社のお金に関する話です。よく言う「ちょうど良いのが一番良い」って言われてもなぁ。。と思ってる方が多いと思います。ただ、かなり考えましたがやはりうまく説明できないなぁと思いつつお話します。 毎日 昨日時点での売り上げと利益を発表してくれてます。 限界利益を1万円稼ぐには10万以上売らないと稼げません。 その1万円の中から九千円近くはお給料や減価償却などの固定費に使って1000円くらい営業利益になるイメージです。 1000円の営業利益を出すのに 客単価5000円だと20件以上の注文件数が必要です。 単純に売価だけで計算するとウイルキンソンだと50ケースです。富士山水だと60ケースです。 10万円で1000円の営業利益から考えると 例えば東京に出張するにも一人旅費交通費だけで5万以上かかります。 この出張で売上にすると 後々+100万円以上の価値を出せるようにしないといけないというのは誰でもわかると思います。まぁそれが商品を見つけることなのか、取引先との関係性なのか 人脈なのか 大きな気付きや 刺激なのか。。モチベーションの上げるきっかけなのか。 ただそんな事ばかり考えて 費用がかかるから動かないと 次の成長もなくなってしまいます。人に投資するのは一番回収が良いと言われてるのでそういった投資もしていくことも必要です。 じゃぁそういう事ばかり考えて すべての部分で経費を切り詰めてるかというとそうじゃない部分もあるなぁと思ってて この建物を建設するときに 例えば東側をカーテンウォールにして明るくしたり ミーティングルームもガラスで見えるようにしたり 倉庫のガードなんかもヨーロッパからの輸入品にしたりしてます。建設費を削ろうと思えばもっと削れるところもあったわけです。 そんなところじゃなくて植栽にもっとお金をかければ良いのに とか 全面芝生にしたらいいのに とか 床材を自然素材にしたら良いのに とか思う方もいるかも知れません。 まぁこれはどう説明したら良いのか 人によって拘るところ気になるところがそれぞれ違うんだと思います。としか説明できないなと。。 また 売り上げを1万円上げるのとコストを1万円さげるのはどれくらい違うのか? 売上を1万上げても利益は100円 コストを1万円下げると まるまる1万円利益になります。

セルフマネジメントが何よりも難しい

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先月は今期の取り組みの色んな話でした。 今期一番注力したいのは「仕組み」です。これは組織風土って言うのかもしれません。特に今期注力したいのは やり切る仕組みづくり 執務室にホワイトボードを貼って運用をスタートしてくれてますが、まだそんな仕組みにはなってないのかなぁ。。ロジも日報にタスク、進捗 管理を書いてくれてますがこちらも抜け落ちる事は無くなったと思いますが、やり切る仕組みにはなってないような気もします。 前もお話ししましたが、母校の部は去年も三冠取得して日本一になりました。僕たちの時もそうでしたが 小さな世界の中ではトップチームです。 トップチームっていうと外から見ると精鋭が集まってるように見えたりすると思いますが 恐らく 僕の頃もそうだったように 一人一人はそこそこポンコツです。ポンコツでもあの組織にいたからそんな結果が出せたんだ と思ってる連中ばかりだと思います。 どうやら この原体験があるからだと思います。 この会社もそういったトップチームと呼ばれるような組織に出来るもんならしたい と言うのがどこか僕の中にあるのかもしれないなぁ。。と最近 自分自身で感じてます。 話は逸れますが、中期目標である 売り上げ●●億 30人規模 営業利益●,000万 と言ってますが 実は この30人規模というのはまさしく大学の頃の部活の人数規模からも来ています。30人規模のリーダーシップやフォロワーシップの経験があって もう一度再現してみたい というのがどこか僕の中にあるのかなと。50人や100人規模の組織は僕には経験がなく 30人規模とは全員に目が行き渡る規模感です。 トップチームと呼ばれる組織にという話に戻します。 日頃有り難いことに 僕自身のことより 「ナカヱさんとこはスタッフの方 優秀ですね」と言われることが圧倒的に多いです。皆がしっかりやってくれてるからそういう評価を聞くんだと思うんですが、それをもっと引き上げたいということかなと。 その方法ですが 例えば ジムに行ってトレーナーが就くと限界までトレーニングが出来たりします。 子供の頃 塾に行ったり家庭教師がいると勉強が進む。 数ヶ月前に青木から聞いたんですが、「学童保育に行くと宿題はやってくるんですよ」っていう話を聞きました。それと同じかなと思ってます。 自分のことを管理出来る人ってまず居なく 何よりも自分の管理が一番

「社内外問わずチームワークを最も重要視します」

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今月は今期の取組の話をしています。 接近戦はお客様に対しての話をしました。実際に現場でやってる時は僕が考えるeコマースの接近戦を実施してきたかなと思ってます。関係性の量と質を高める。 お客様以外 他にも重要な接近戦がありまして ステークホルダーに向けての取組です。お取引先との関係性です。現状 僕の目から見たステークホルダーとの関係性でいうと まぁまぁの合格ラインは主要なメーカー数社は一定の量と質がクリアできているところかなと思ってますが、それ以外がまだまだ不十分です。 どんな会社との関係性が合格ラインかというとNBメーカーで営業がしっかり付いていてメーカー側に仕組みができあがっているお取引先です。 逆に不十分なところは取引先側に仕組みのないところは やはり不十分かなと思ってます。担当者や上長が優秀な時やコッチ向いてる時は量や質も充分取れてるけどそうじゃないと不十分な状態にもなる。 要はステークホルダーの部分は 先方の仕組みに依存してしまっていて当社の仕組みでは回ってない状態なんだろうなと感じてます。 もう一つ我々のビジネスではとても重要なステークホルダーがあって モールとの関係性です。モールの担当者は 担当店舗が200店舗とかあるなかの我々は一店舗です。 担当者やモールの組織としっかりコミュニケーションの量と質を重ねていかないと良い結果が出せないと思っています。 二十数年前 当時のECCが言ってた事で「え?」と感じたので今でも妙に覚えてるのですが 楽天市場で売れるのは まずECCに知ってもらうこと という事を がくちょが言ってたんですが。。当時は「何で??」って思いました。 今回 新春カンファレンスの出張で3人の方に行ってもらいました。普段からの質 量も仕組み化してベストな関係性を期待してます。 「社内外問わずチームワークを最も重要視します」 社内のチームワーク ステークホルダーとのチームワーク どちらも同じでとても重要だなという話です。

やることがどんどん増えても業務の総量は変わらない

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今月は 今期の戦略についての背景などお話ししてます。接近戦、リーダーシップ・フォロワーシップ、ノリよく行こう ・・ 今日は「やり切る」に関係する話です。 商売というのは競合他社が10しか出来てないことを我々は11出来れば いずれ勝てる訳で 例えば 設備投資をして11出来るようにするという考え方はよくあります。 どこの会社もそうだと思いますが、日々 毎年 業績を伸ばすためにやることがどんどん増えてくるというのはよくある話だと思ってます。 当社の場合でも 海岸掃除、数値共有、ゼミ、新たな委員会活動、チームごとのカイゼン活動  直接業務と関係ない活動も含めてこれら全て業績を向上して 理念を実現するためにやってることですが 10年前にはやってなかった事です。 海岸清掃 先週サンクスカードも始まりました。 どんどんやることが増えてきます。やることが増えてくるとヤラないこと 出来ないことも増えてくる そう考える事もあるとおもってます。8時間 6時間の勤務の限られた時間の中で出来ることの総量は一定で何かをプラスすると何かをマイナスしないといけないことになります。この考え方は正しいですが、一方でお仕事では違う場面も多いなと考えてます。 もちろんこの考え方にピッタリあてはまる業務もあります。業務量と掛かる時間が一定の倉庫業務などはそれにあたりますが それも含めて おおかたの業務は実際には それには当てはまらないと思ってまして。。 業務でやることがどんどん増えても総量がそのまま増えることは無いです。 これは以前もお話した「パーキンソンの法則」が影響してると思ってて この法則は 以前も説明したように 仕事は、利用可能な時間を全て満たすように拡大していく という法則です。 ・夏休みの宿題が8月31日の最後の日まで掛かってしまう。 ・発表の直前にしかプレゼン資料は完成しない。 こんなことは皆さんもよく理解できると思いますし 実はこの朝会の内容も毎回 直前にしか完成しません。 これは人の特性であって この特性を理解した上で組織の生産性を上げる方法もあると思ってます。 一人じゃ無理でも仲間が居れば 仲間が知恵を出し合えば出来ることもあると思ってます。