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ゴルフと祭りの距離感とコミュニケーション

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先週は人数・距離とコミュニケーションの関係の話をしました。 今日は昨日あった出来事をその観点で考えてみます。 昨日 昼 e研の第1回ゴルフコンペが印南のゴルフ場で開催されて 僕はやらないのですが 近いので中江さん昼食時にいかがですか?と誘われて昼食だけ一緒に食べに行ってきました。気を使って印南で開催してくれたんだと思います。県の方々とのコンペで非常に楽しそうにされてました。 大人の遊びでビジネスや人脈作りにも効果があって 多少ブームで浮き沈みはあっても続いている理由がよくわかりました。 距離と人数・空間で言うと 2m〜数mの距離感で18ホール 4・5時間くらい歩きながら 1組4人というのも最適な人数で 距離感は近すぎず遠すぎず 会話があったり沈黙が自然に起きたり 距離を保ちながら信頼関係が生まれる 人間性も滲み出るスポーツと言われてます。しかも開放的な自然の中。自然と信頼関係を構築できる そんな装置となってるんだなと感じました。 そのあと 夜 お祭りの打ち上げがありました。 祭り当日 同様に考えると こちらはゴルフと違って 距離は1メートル以内になり身体が接触する距離感になる 大の大人が接触する距離感になるというのはなかなか無いです。普段は存在している一定の距離感を 毎年秋に 一時的に消し去る 距離がゼロの密集状態です。しかもお酒の力を借りて そこでは偶発的な会話や笑顔 一体感が爆発的に増える 同じリズムの太鼓 同じ掛け声 同じ動きの繰り返しで 世代を超えて 仲間意識を共有できる こちらも 自然と信頼関係を構築できる装置として数百年続いている地域の行事となってます。 距離とコミュニケーションの関係で観てみると改めて面白いなぁ  職場でも仕組みづくりしてますが 太古の昔から そういう仕組がないと人は信頼関係を構築するのが難しいんだなと感じました。

物理的環境とコミュニケーションの量と質

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物理的環境とコミュニケーションの量と質についての話をします。 チームワークを学んでいく過程でまず人数によるコミュニケーションの複雑さが存在する事がわかりました。 例えば飲み会 ①5人を超えると話が散らばります ②大きい部屋で懇親会をするとイマイチ盛り上がりに欠ける ③よく喋る人は端の席にしよう こんな話は昔から良くしてると思います。 ①の人数については調べてみると「1つの話題で全員が笑えるのは最大4人」とも言われてます。 4人以下なら全員が「中心」になれる 5人〜6人なら1人が中心でほかは聴手になる 7人以上になると2グループに分裂する ②の大きい部屋での懇親会は 物理的な人の距離感が影響してる それは会話頻度に影響したり情報伝達速度に影響したり 信頼度や親近感にも影響をします。 雑談が生まれる距離 会議や商談の距離 講演会や発表などの距離もあります。 ③の席順については 職場でもその時々でデザインが必要だと思います。 このように執務室の席順や配置はかなり業務に影響してると思いますし、物理的な距離で言うとチームビルディングのアクティビティーで接近接触しないとゴールが達成できないゲームをやった後は仲間との信頼度や親近感も増したりする そんな経験も全員あると思います。 毎朝やってる朝礼のグータッチもその一つです。 今話した 空間や人数、配置、席順、距離 以外にも 明るさや照明の色 温度 音や音楽など 他にも植物など まだまだ理解できてない領域もとても多いと思ってます。 チームワークを最も重要視するには  そのためにどうデザインしていくか?も今後取り組んでいかないといけない領域だろうなと思ってます。

実際に自分で体験することは圧倒的に違う

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明日ようやくM&Aの成約式となります。 この案件、最初に持ってきて頂いたのが3月で 以前 お世話になった方にご紹介いただいたのがキッカケでした。当初は全てが理解不足で内容もよく解らないままで 進んでいっても初めての経験ばかりなのでよく解らないことだらけ そんな半年でした。 実際 一度一通り経験してみると全体の構成が理解でき、あの時のあのやり取りや契約は何につながる・・など理解できるのですが 割と自分の中では大変でした。 同様な事が5年前にもありました。土地の取得から始まって建築・竣工式や引っ越し 一連の初めての案件がありました。投資金額は違いますが今回と同様でした。 9月末クロージングについても 僕の希望で なるべくこの案件を早く終わらせたい ということで 当初11月中旬と言われていたスケジュールを早目に進めていただきました。こういった日常の案件ではない案件を別に持ってなければならない状態が あまり好きではないという事だと思います。マルチタスクは好きではないという事です。 また 明日の成約式を終えた後から 事業統合の実行フェーズに入ります。 これは親会社に残すのが適切なものを親会社に残して 事業を行う子会社に移したほうが良いものを子会社に移していくという事をやっていきます。 これもやはり僕にとっては経験のない事です。 そもそも僕自身の頭の中では いずれこの会社も適切な企業規模になったら 持株会社と事業会社に分けれれば良いなと思っていたので、今回 キッカケを頂いてそのタイミングが急に訪れた形です。 粛々と進めていこうと思います。 経験すること 実際に自分で体験すること 自分の頭で考え抜くこと 相談しながら 実行していくことっていうのは は Youtubeで観て解った気になったり 生成AIで回答をもらって理解することとは圧倒的に違うなと感じてます。

一つの生命体のような組織を目指すために

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今期、3つ出している中でも「組織一体化の停滞」の課題に対しては 他の課題に比べて あまり話に出にくいのかなと思ってます。 当社の価値観の一番目に「社内外問わずチームワークを最も重要視します。」と入っているにも関わらずです。 もちろん それに対しての取り組みはやっていると思っていて ・先週土曜日のチームオフサイト ・チーム懇親会の補助 もそれにあたると思ってます。 また『組織一体化』 これについては 「一つの生命体のような組織を目指そう!」ともよく言ってます。 ・どこで何が起きてるか分かり易い ・ガラス張り経営の実施 ・チャットの有効活用 ・ステークホルダーとも一つのチームとしてやっていこう。 ・ステークホルダーにも当社の価値観をしっかり伝えていこう。 など その他にも僕自身小さなことですが 最近気をつけてる事を伝えます。 ・極力何が起きてるか どう感じてるか 伝えるようにしてます。 ・月次チームミーティング 現場ミーティングなど 可能なミーティングは執務室で行うようにしてます。オンラインでの打合せも執務室で問題ない内容であれば執務室でしたほうが良いかなと思ってそうしています。。その方が詳細は内容まで解らなくとも雰囲気や空気感は伝わるだろうし、聞こえてきた言葉の一部から熱量が伝わったりするかなとも考えてます。

若さの特権 自分の選択が正解だった

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今日は 仕事でも人生でも いろんな選択肢の中からどっちにいくかを選ばないとイケないタイミングがあって その時にどう考えているか?の話をします。 選ぶ前は当たり前ですがどっちが良いかを考えてるわけです。今日の話は決めた後の話です。 進学・就職・結婚・離婚 は人生に大きな影響を与えていきます。どうするか決めないとイケないタイミングがあります。他にも色々あると思います。住まいを決めるのも大きな影響があります。 業務でもどっちに進むか?決めないとイケないタイミングがあります。 『決めた後は それが正解だった と思えるようにする。頑張る。』 というのは学生の頃から意識してました。僕の場合 これ、どこから来てるか?という話ですが 前にも話したことあるかもしれませんが、高校進学の時、大きな反対はされませんでしたが父親とは意見が違いましたし、大学も父の考えていた進路とは違ってました。 若いということは自分が選んだ事を正解に出来る時間があると思っていて 何をやっても10年くらい頑張れば一定の成果や結果が出せる事を考えると 仕事面で言うと 例えば 「ナカヱに入って正解だった」という結果を出せる時間があるし もしくは望みませんが どこかのタイミングでナカヱを辞める決断をしたとして「あの時 退職して正解だった」と言えるように頑張って結果を出せる時間もある。 それは若さの特権だと思ってます。自分の選択が後々正解だった と思えるような そんな人生を送ってもらいたいと思います。

「お客様のため」という言葉が現場を追い込んでいく

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昨日、久しぶりにAmazonプライムでラストまで映画を観ました。今日はその映画の話をします。 AmazonプライムやNetflixの料金体系だと 最近はあまり最後まで観れなくて途中で面白くなくなって終える映画が多いです。じっくり時間を掛けて観る という習慣が変わってきたのか短くて一定の刺激が無いと観続けられないのか解りませんが、ラストまで観ないで終えるのが多いです。。 「ラストマイル」というAmazonを題材とした映画で僕にとっても身近な作品で 途中で辞めることなく最後まで観ました。 「Amazonは“地球上で最も顧客中心の会社”を目指すと公言していますが、この映画は「DAILY FAST(デイリーファスト)」という社名で設定はほぼそのままです。 アメリカに本社を持つ世界最大級のオンラインショッピングサイトの日本支社が舞台 本国とジャパンの社員 下請け配送会社との関係など が描かれてます。 あまりにも身近すぎて 実際に日本で起きた事や 絶対起きてるよね・・な事などもリアルに描写されてました。 カスタマーセントリック(顧客中心主義)という企業スローガンが全体に深く刻まれてる言葉で 劇中では物流の効率や配達の速さを至上として下請け会社や労働者に無理を強いるという価値観が描かれてます。 「お客様のため」という言葉が現場を追い込んでいく という非常にありがちな内容でした。 会社の利益のために顧客中心主義という言葉を利用している そんな内容でした。 我々の会社はAmazonほど突き詰めれるわけでもないですが、ビジネスなのでどこかでバランスは欠くことがあってもおかしくないなと感じました。

買い物の判断は適切なのか?

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土曜日 草刈り お疲れ様でした。 以前も感じましたが大勢でやると短時間でしたが一気に出来て、人数による効果はありますね。会社の業務も毎日のことで成果が見えにくい部分もありますが 大勢で取り組んでいるので大きな成果を生んでるんだと思います。 生成AIで作った会社の草刈りの絵(こんな感じじゃないですが) 今回 草刈りを実施するにつけて委員会の方から備品のカマなどの購入の確認がありました。 恐らく必要性という面では「無いと困るモノ」という位置づけではなく「あったら便利だけどなぁ」という位置づけのモノで、「 便利」というのは 作業効率が上がる 心の負担が下がる そのあたりだと思います。  消耗品ではないモノの買い物の判断 どういった判断が適切なのか?という話をします。 ・まずは今あるモノで知恵を使ってどうにかならないか?という視点が必要です。 で、やはり買おうかな というタイミングでは将来への投資効果を見定めるという事です。  ・使い続けられるかどうか?  ・使う頻度はどうか?毎日使うとかなら絶対買ったほうが良い。  ・1回あたりの使用単価で考えてみるという方法も正しいです。(頻度は少なくてもずーっと使えるかどうか?) そんな視点で判断してもらうと良いと思います。 僕自身もそういった視点で判断してるつもりですが、それでも買って使わない そういったモノも結構あります。「使ってみたらこんなはずじゃなかった」というケースもあります。 ストレッチテントはまさにそうです。予定では 常設して外でも日陰で寛げる大きな空間が作れると思ってました。しかもオシャレ。 ただ 実際使ってみると残念ながら常設は不可能に近いかったです 。 他にも色々ありますね。 では、消耗品はどうか? ・消耗品についてはどれくらい在庫を置いておくか?という視点があります。 人によって1ヶ月分くらいあったほうが良いという方も居れば タップリ3ヶ月分あったほうが良いという方も居ると思います。 当社は 常に改善していこうという考え方ですので 改善して使わなくなる可能性もある場合は 必要以上に在庫を持たないほうが良い。という判断になります。

極限の状態での僕の行動と思考

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先週 富士登山の報告をしました。その後 一緒に登った23歳の方が動画編集をして共有してくれたので家族にも見せながら 自分自身でも富士登山の振り返りをした そんな話をします。 ちなみに 動画や写真を撮影してくれたのはホントに大変だったと思います。当然 先回りしての撮影や良い構図を狙っての撮影もしてくれてました。登山だけでも大変だったのに頭が下がります。 完成した動画を見て真っ先に思ったのが、 1.僕だけカメラに向かって一切リアクションをしていない。笑顔もほぼない。 2.自分のペースを終始守ろうとしている 3.自分では写真撮影をしていないし、アプリも色々あるがスマホもほぼ触っていない 4.山頂に到着した後 剣ヶ峰に登る方も居ましたが 僕は止めておきました。 5.山頂の山小屋で温かいものを食べたのですがカップラーメンも選択肢にあったが味噌汁を選択した。 6.大砂走りのコースを下山したのですが一度も最後まで走らなかった。 これらの行動や思考から分析してみました。 一連の行動や思考で言えることは 完全に省エネモードになっています。登山をスタートしたタイミングから「無事に下山する事」が第一目標になってそれ以外のすべての選択肢を排除しています。最小限のエネルギーで下山することを何よりも最優先している。 確かに これ以外のゴールが無い という状況になると全てを排除していく これは今までの仕事の人生でもありましたし それ以外でも確かにありました。目標一つに絞り込んでいく そんな傾向が確かにありました。スマホを一切触らないという行動もこれにあたります。 撮影してくれてる方にリアクションが無い というのは猛省なんですが、こういうところも往々にしてあります。良く言うと体調を考え登山に集中していた。悪く言うと余白がなかった。配慮が足りない。ということです。 自分のペースを優先しようとしている 周りに引きずられない 自分の感覚を優先した。高山病もあって みんなのテンションより自分の呼吸や歩調を優先した とも言えます。 山小屋でカップラーメンを選ばずに味噌汁を選択 というのも前日の体調不良を考えて 極力内蔵にも負担の少ないのを選んだ ということです。 剣ヶ峰を諦めたのも 良く言えば「せっかく来たんだから」という一時的な達成感より 最終目標である無事下山をする事を優先してる。悪く言えば 大胆さが足...

富士登山 高山病で大変でした!!

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一部の方には 少しお話しましたが 富士登山の報告をします。 先週、8月5日(火)朝5時に自宅を出発しました。一緒に行ったメンバーは僕を含めて6名 一番高齢の方が72歳。70歳。僕63歳。60歳。51歳、23歳のメンバーです。 60歳以上のメンバーは僕以外 マラソンの経験がとても豊富な方 ウルトラマラソン経験者も2名。こんなメンバーで登山しました。 準備はネットやAIを駆使して様々なものを準備したり心構えをしたりしました。 当日 朝5時に家を出発しましたが、道路の渋滞で富士宮口の五合目に到着したのが2時半頃。本来、山小屋に予約を入れてなかったら2時以降の入山は禁止らしいです。また高山病予防のために5合目でカラダを慣らす目的で1時間程度準備をするのが最適なのですがその時間も取れないまま登山をスタートしました。 スタート直後は特に感じなかったのですが、6合目くらいから喋らなくなって 登山の時はだいたい喋りたくなくなります。話しかけられるのもどちらかと言うと勘弁してもらいたいですが気を使って皆さん喋ってくれるのですが、それが辛い。7合目くらいからは息切れが激しくなってきて 8合目に到着する頃には明らかにカラダに異常をきたしてきます。 リーダーシップにも色々タイプがあります。僕のように慎重で色んなケースを想定に入れて 色んなことが起きても想定内で安全な予定を組みたいタイプと その場でなんとかしていくタイプ。ある程度想定はしていたのですが、今回ばかりは 事前に把握していた以上でした。 富士登山は僕の中では海外の方の旅行のコースに入ってるくらいメジャーなレジャーの一部だったのですが、実際に行ってみると過酷の一言に尽きる ある意味 何百年も続いて信仰されているのがよく分かる そんな山でした。 どう伝えたらリアルに伝わるか解りませんが8合目周辺になると空気が薄いので体内の酸素が足りないのが判る。息をしっかり吐いて酸素を体内に入れないと 脳に酸素が届かない。長距離マラソンを走ってる最中のような呼吸。一歩足を踏み出すのに数回大きな呼吸をして踏み出す。15歩進んだら休憩。そんな状況で9合5尺の山小屋を目指しました。 本来夕方5時には山小屋に到着しないといけないのですが 7時を過ぎると夕食を出してもらえなくなり 実際に到着したのが夜9時半頃。7時間以上かかりました。 実際行って解ったのですが...

神社参拝について

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最盛期の7月もあっという間に終わりました。8月に入って今月はお盆の月です。中江商店の頃はお中元やお盆のお供え需要もあってか8月が一番忙しい月だったような記憶があります。それぞれのご家庭でお墓参りもしたりするんじゃないかなと思ってます。お墓参りの話ではなく今日は神社の参拝の話をしようかなと思ってます。 今月2日にも何人かと参拝に行きました。皆さんからすると順番に行かないといけない行事のように取られてるかもしれませんが任意参加です。任意参加なので声かけといて と言ったら 結局順番で・・・という安易な決め方にしてるんだと思います。 長年勤務してる人はご存知ですが、僕が定期的に参拝をしてるのは最近のことです。父親が他界して その後 どんなタイミングだったか思い出せませんが 個人でも行くようになり これはしっかり習慣にしたほうが良いなという事で すぐ会社でも年始 ご祈祷を受ける事となりました。 なんで会社で参拝をしているのか?の回答です。 一つは経営者で定期的に参拝する方が少なくない。特に成功している経営者はそういった事をきちんとしているケースが多い。工場の敷地内に神社を設けている会社もあります。言ってみれば それほど重要視している経営者も居るということです。 恐らく一般的には「感謝の気持」や「意思決定のタイミング」「ある事柄の祈願」「ステージを引き上げたり」「縁起を担ぐ」という 普段とは違う神聖な場で自分を見直す場としてるんじゃないかと思います。 特に最近思うのは 会社を経営していると 能力や理屈や努力だけではどうにもならない「運や御縁やタイミング」みたいな自分の力ではどうにもならない場面が必ずあるなぁと思っていて そういう自分ではコントロールできない流れに見放されない 流れを整える そんな意味も大いにあります。 みなさんも整える時間として 参加いただければと思います。

世代の違いによる価値観の違い

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  先週、久しぶりに子供や孫達が帰省してじっくりお休みを頂きました。小学4年生の男の子と年中組の女の子。磯遊びや星空ツアーに行ってとても楽しかったようで良かったなと思ってます。 家族が3世代揃って 自分が子供の頃親に育てられていた当時と 自分たちが子育てしていた頃との違いや 世代ごとの違いを感じました。大きな違いは子供たちの意見をとても大事にしてる尊重しているのはまぁビックリします。食事にしても行く場所にしてもやることにしても。。 この世代間の違いが気になって 彼らを見送ってから例のごとく生成AIと壁打ちしてました。 生きた時代、社会環境、家族観、仕事観、金銭感覚、教育、娯楽、消費スタイル、憧れ像、住まいの価値、余暇 試しにこの会社の前身 中江商店を創業した祖父の代から五世代やってみたのですが随分それぞれの世代で違ってました。 こちらがそうです。 項目 明治40年生まれ(1907)あなたの祖父 昭和8年(1933)あなたの父 昭和37年(1962)あなた 平成3年(1991)息子さん 平成27年(2015)お孫さん 📅 生きた時代の中心 明治〜大正〜昭和前期農村社会/戦争前の日本 戦中〜戦後復興期/工業化開始 高度経済成長〜バブル景気 バブル崩壊後〜情報化・不安定期 AI・SNS・多様性と格差の時代 🌾 社会環境 農業中心/大家族/寺子屋文化 都市化の始まり/戦時動員と家制度 工業化・サラリーマン時代/核家族化 個人主義・情報過多/就職氷河期 デジタルネイティブ/選択肢過多 🏠 家族観 家制度の中心/家長に絶対服従 父の権威強く、母は内助 良き家庭・良き父母像を理想に 対等・フラットな親子関係 血縁より“つながり”を重視する家族観 💼 仕事観 家業 or 奉公/「働く=生きる」 忠誠・忍耐・終身雇用型労働 出世・安定志向/正社員信仰 やりがい・自由/転職・副業OK 好き×社会性×AI時代の働き方 💰 金銭感覚 自給自足/現金は贅沢 倹約第一/物は直すもの 持ち家・保険・車で資産形成 サブスク・投資・経験消費 デジタル通貨・共有経済が前提に 📚 教育観 寺子屋/読み書きそろばんで充分 義務教育開始/学歴より実用 学歴社会の全盛期/塾・受験...

指示した側、指示された側で「時間の感じ方は変わる」

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 先日、土井から「ペットボトルは潰して捨ててください。」とアナウンスあったと思います。以前僕がチャットで送っただけでは足並みが揃わなかったから捨てる場所にポップを掲載してもらいました。仕組みが十分ではなかったから仕組みを改善した。ヒューマンエラーではなくシステムエラーとして対応しました。 指示した方は指示どおりになってるかどうかが一番気になってます。 今日 朝イチ パレットラックの変更やってくれてます。金曜日のチームミーティングで依頼したんですが、即スケジュール組んでやってくれてます。 今日は指示した側、指示された側の違いの話をします。 「時間の感じ方は立場で変わる」 例えば、A君に 僕が何かを「これお願いね」と指示したとします。 指示された側はそのタイミングがスタートになりますが、実は指示した側は指示する前からその案件を熟慮してるわけです。どう伝えようか?誰に言おうか?どのタイミングが良いか?要は指示する前からその案件がスタートしてます。 ところが、お願いされた側は言われてようやく、「さて、どこから手をつけるか…」という段階。このスタートの段階でまず時間のズレが生まれてます。 物理の「相対性理論」と同じで、“どこから見てるか”によって、時間の流れが違うっていう、まさにそういう話です。 指示を出す側は、アウトプットを早く見たくなる。 でも受けた側は、まず理解して、優先順位をつけて、他のタスクとの兼ね合いを考える。 よく起こりがちな事ですが 指示した側「あれどうなった?」 指示された側「これから始めます!」 コレはこういった事から起きてくるのかなと思ってます。 僕も良く起こしがちです。 我々に必要なのは、 「時間のズレが起きる前提」でチームを動かすこと。 たとえば… ・指示したら、いつまでにどんな形で報告してもらうかをセットで伝える ・指示を受けたら、(自分の理解と見積もり)を“言葉にして返す” ・進捗を常に共有する。 このやり取りがあるだけで、時間感覚のズレはかなり減らせます。 最後にひとつ問いかけです。 今 誰かに指示してる案件 ズレが生じていないか? 同じ時間感覚だと思ってないか? 今日のテーマは特に自戒を込めて 指示した側、指示された側で「時間の感じ方は変わる」

突き抜けていく会社・突き抜けていく経営者との大きな違い

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先週、前畑と いなば食品の新製品発表会に行ってきました。突き抜けていく企業経営者は違うなと思った。 今日はそんな「突き抜けていく会社・突き抜けていく経営者との大きな違い」を話します。 先日、木村がこんな事を言ってました。「社員旅行で行った伝食さん で話を伺うとキョトンとしてました。」 木村がどういったニュアンスで話を伺ったのか、本人に言ってもらうのが良いので本人からお願いします。 2023年11月に、伝食さんに会社見学に伺った際、次のような質問をさせていただきました。 「売上が伸び、組織も大きくなっていく過程で、人に関するご苦労はありましたか?」 恐らく「いろいろ大変でした」「あんなことやこんなことが…」といったエピソードが返ってくるのではと予想してたのですが、対応してくださった田辺社長と山岸さんは「そんなことあったかな?」という感じで、「特に苦労した記憶はないですね」というご回答でした。 もちろん、組織として何らかの課題はあったとは思うのですが、そのあたりはほぼ気にすることなく、突き進んでこられたのかな、と、そんな印象を受けました。  同様に十数年前にも当時の楽天のECCに言われたのを思い出しました。「楽天はそんな細かいことを考えてる間が無いくらい 達成すると次の目標が降りてきて その目標を追っかけていくのが大変すぎて 中江さんが悩まれてることなんか誰も考えてない。」 今日はそのあたりの話をします。 要は 僕は「チームが良い状態なのかどうか常に気になっている。」という事です。 当時は思わなかったですが、これも もしかしたら僕の もしくは当社の独特のスタイルかもしれません。皆さんも感じてはいて、違和感を持ってるかもしれないのでこれは改めて伝えたほうが良いなと思いました。 改めて なぜチームが良い状態なのかどうか常に気になっているのか?です。  違和感があるとイチイチ立ち止まってしまうのか?? 良い状態に持ってくためにエネルギーを割くのか? どうしてそういうスタイルになったか?を考えてみました。 結局 コレは性格もあるんだと思いますが 一番影響を与えたのはやっぱり「弓」だったかなと思います。 どういうことか説明すると 弓で何度も経験した「実力が圧倒的に勝っていてもチーム内の違和感を払拭しておかないと必ず負ける。勝てない。」そんな経験を何度も味わったから。恐らくそこから...

責任は持ち場(部分最適) 判断や発言の軸は全体最適

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 最近Podcastをよく聴いているという話はいつもしてますが、先日 仲山がくちょがこんな話をしてました。何度も聴いてる話ですが。。  楽天の創業時の頃の話で当初 出店営業、出店までのサポート、出店後のコンサルタントを一気通貫にやってた時期があって 当社が出店した頃もそのタイミングでした。片岡さんが関わってくれてました。 それがあるタイミングからこの3つを分けないともう無理というタイミングがあって三木谷さんに相談したら「ダメだ。大手にいてそういう仕事をやりたくないから楽天に居るんだろ?部分最適になる」ってダメって言われたんだが、その半年後にもう全く回らなくなって3つに分けた。分けた当初は全体を全員が把握してるから良かったけど、分けた後の入社組が多くなったら部分最適の考え方が出てきた。例えば開店までのサポート部隊は「せめてパソコン触れる人に出店してもらってくれ」とか 出店後のコンサルタントは「もっと売れそうな商材の店舗探せ」みたいになってきた。たしかそんな話だったと思います。 当社も殆どの方がチーム分けしてから入社です。 チーム分けもそうですが、持ち場意識も同様に弊害があると思ってます。 もちろん持ち場意識は責任感や自律性を高め専門性も高め 責任も明確になるというメリットもありますが、本来の目的を見失いやすい。 誰でも持ち場の専門性を高めていくと全体を考えるのが薄くなりがちです。 自分の持ち場で責任感高く良い仕事をする人ほど全体が見えなくなってくる。これは人間の習性だと思います。 そこで普段から意識していただきたいのが 「あくまでも持ち場やチーム分けは便宜上やってるだけである。」ということ 意識の配分は日常業務をやってるときは 持ち場意識と全体最適 7:3くらいがベストだそうです。常に全体最適を3割位意識する。そういったバランスが望ましい。ちなみに当社で言う現場ミーティングは部署横断のテーマなので 3:7くらいで全体最適を前提に考える場です。 理想的な考え方は     『責任は持ち場 判断や発言の軸は全体最適』

「調子に乗ると消えていくしか無い」

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 「調子に乗ると消えていくしか無い」という話をします。「繁栄のあとの没落」です。 25年のeコマースの業界でも色んなことがありました。消えていった会社多いです。 その中には我々から見ていると一斉を風靡するような存在の会社も多くありました。 直近でもいくつかの会社があります。 「繁栄のあとの没落」 これは 企業、個人、国家、文明、団体、宗教、スポーツ 全てにおいて言えることです。 コテン以外にもそういう提唱をしている方は多いです。 どういう言い回しをしてるか? 栄えた文明ほど内部崩壊していく 過去の成功体験に固執し変化を拒んだ社会は必ず崩壊する 衰退の五段階 第1段階は「成功から生まれる傲慢」である 国家や企業は成功のあとに「傲慢・腐敗・内部分裂」が進む 謙虚さを失った瞬間から衰退が始まる 成功の中にこそ失敗の芽がある 成功企業こそ「組織的な内省(リフレクション)」を怠ると崩れる 確かに自分が経験した僅かなスポーツの経験でも タイトルを2つ連続で獲得するのは出来なかった。 成功とどう向き合っていくか。最も難しい課題です。 今の時代、さらにSNSで勘違いが起きやすくなってる 衰退の第一段階に入ってないか? 謙虚さを失っていないか? 組織として内省を怠ってないか?