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10月, 2025の投稿を表示しています

習慣脳と思考脳 「職人は頑固」が解決できました。

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長年 不思議だったことが最近 また自分の中で解決しましたので 今日はその話です。 うちのメンバーは 今でこそ多少新たなやり方に柔軟に対応しますが 変えていくのが どうも苦手な人が多い 新たな提案をするとどうも拒否反応がまず出る。さらには出来ない理由が出る。そういうことが昔から多かったと思います。 それはもちろん僕の伝え方にも問題がある という場合もありますが どう考えても柔軟性が足りない。これは二十数年感じてました。 で、特に倉庫業務に携わってるとその傾向が多いなぁと思ってました。 先々週もそんな事があり その後 生成AIで壁打ちをすることで概ね解決しました。 仕事の内容によって使う脳があるらしく 代表例として昔からよく言われるのが、「職人さんは頑固」という表現があります。 結論から言うと、「体力仕事や単純反復作業を長期間続けていると、思考が硬直化しやすい」のは事実です。これは性格や能力の問題というより、環境と脳の使い方の偏りによるものだそうです。 例えば倉庫業務のように 「正確さ」「スピード」「安全性」が求められる職場では 毎日毎日同じ動作・判断を繰り返すために脳は「省エネモード」になる。当社の場合は更に「体力」も求められるので 一般的な倉庫業務より更に脳は「省エネ」になるんだと思います。これは習慣脳を使ってるということ。 習慣脳とは「考えずに出来る脳」自動運転モードの脳 自転車をこぐ 車の運転 などだそうです。 良い点は・ミスが減る、スピードが上がる、疲れにくい 日々の繰り返し作業によって脳は進化していって最適化されてくる よって新たな提案やアイデアは 危険因子となってくるので本能的に習慣脳が排除しようとする。そんなイメージです。 言葉が悪いですが、頭が硬い 頑固 というのは現場の習熟度が進めば進むほどそうなってくる。それは熟練の証・熟練の副作用でもある。ということらしいです。  それは倉庫だけではなく 定型処理・ルーティン業務・データ入力・伝票処理など 当社の職場のお仕事はほぼ 習慣脳で動いてるはずです。 習慣脳との対局に思考脳があって、こちらは逆に考えすぎて動けない 物事が進んでいかない 動かない知性 という弊害があります。当社にもそんなメンバーが居ます。 で、どうしていくのが良いか?要はバランスよく切り替えをする。 考えるときはスイッチを切り替えて普段と違...

静岡 企業視察振返り

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先週 静岡に企業視察に行ってきました。船井総研の企業視察で昨年 アメリカに行った国内版のような内容で バス移動しながら今回も6企業くらい視察させていただきました。船井総研の良いのは視察する企業の選定から 視察内容 視察後の振り返りを参加者にもさせますし 自分達もガチで振り返りをします。 今日は二日目に行ったzohoの話をします。前任の社長が講演してくださった内容は事前に共有している通り インドとの国際交流や文化交流 地域や社会貢献 組織改革や人事改革の話で 如何にサステナブルな企業であるかの内容に終止していました。 zohoのアメリカオフィスはテキサスの牧場に移転した。創業者は高い建物で仕事をするのは良くない。エンジニアの仕事は自然の多い場所で基本やったほうが良いという その考え方も影響しているんだと思います。 川根本町 大井川の上流 人口が5000人くらいの この地域で言うと日置川とか中津村のような印象でした。 僕自身はzohoのサービスを知ったのは2011年の秋頃 当社では現在 Analyticsのサービスのみの利用で 主に数値共有のグラフつくるのに使用してます。 非常に良いサービスで日本の中小企業に普及すればDX化が一気に進むのに なかなか知名度も上がらず普及しないなぁと普段から思ってます。 現地でも同様の質問をして 本業の普及こそが社会貢献ではないのか?普及しない大きな原因に日本語化の遅れがあるのでは と指摘しましたが 回答は「船井総研も注力していくので今後は進んでいくだろう」でした。 IT企業にありがちなコア事業をガンガン伸ばしていく 何をおいても数字を追っかけていく そんな空気は微塵も感じなかった。実際にサービスを使っている側でなんとなく感じてる違和感が実際その会社を訪れてみると普段感じてる その通りだった。ということです。 その後 バスの中でも良いサービスなのに 残念な感覚と 同様に当社も外部から見るとどう写ってるのだろうか? 注力の割合が業績以上にチームワークに傾斜していたタイミングも長らくあった事を思い出しました。

ゴルフと祭りの距離感とコミュニケーション

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先週は人数・距離とコミュニケーションの関係の話をしました。 今日は昨日あった出来事をその観点で考えてみます。 昨日 昼 e研の第1回ゴルフコンペが印南のゴルフ場で開催されて 僕はやらないのですが 近いので中江さん昼食時にいかがですか?と誘われて昼食だけ一緒に食べに行ってきました。気を使って印南で開催してくれたんだと思います。県の方々とのコンペで非常に楽しそうにされてました。 大人の遊びでビジネスや人脈作りにも効果があって 多少ブームで浮き沈みはあっても続いている理由がよくわかりました。 距離と人数・空間で言うと 2m〜数mの距離感で18ホール 4・5時間くらい歩きながら 1組4人というのも最適な人数で 距離感は近すぎず遠すぎず 会話があったり沈黙が自然に起きたり 距離を保ちながら信頼関係が生まれる 人間性も滲み出るスポーツと言われてます。しかも開放的な自然の中。自然と信頼関係を構築できる そんな装置となってるんだなと感じました。 そのあと 夜 地元のお祭りの打ち上げがありました。 祭り当日 同様に考えると こちらはゴルフと違って 距離は1メートル以内になり身体が接触する距離感になる 大の大人が接触する距離感になるというのはなかなか無いです。普段は存在している一定の距離感を 毎年秋に 一時的に消し去る 距離がゼロの密集状態です。しかもお酒の力を借りて そこでは偶発的な会話や笑顔 一体感が爆発的に増える 同じリズムの太鼓 同じ掛け声 同じ動きの繰り返しで 世代を超えて 仲間意識を共有できる こちらも 自然と信頼関係を構築できる装置として数百年続いている地域の行事となってます。 距離とコミュニケーションの関係で観てみると改めて面白いなぁ  職場でも仕組みづくりしてますが 太古の昔から そういう仕組がないと人は信頼関係を構築するのが難しいんだなと感じました。

物理的環境とコミュニケーションの量と質

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物理的環境とコミュニケーションの量と質についての話をします。 チームワークを学んでいく過程でまず人数によるコミュニケーションの複雑さが存在する事がわかりました。 例えば飲み会 ①5人を超えると話が散らばります ②大きい部屋で懇親会をするとイマイチ盛り上がりに欠ける ③よく喋る人は端の席にしよう こんな話は昔から良くしてると思います。 ①の人数については調べてみると「1つの話題で全員が笑えるのは最大4人」とも言われてます。 4人以下なら全員が「中心」になれる 5人〜6人なら1人が中心でほかは聴手になる 7人以上になると2グループに分裂する ②の大きい部屋での懇親会は 物理的な人の距離感が影響してる それは会話頻度に影響したり情報伝達速度に影響したり 信頼度や親近感にも影響をします。 雑談が生まれる距離 会議や商談の距離 講演会や発表などの距離もあります。 ③の席順については 職場でもその時々でデザインが必要だと思います。 このように執務室の席順や配置はかなり業務に影響してると思いますし、物理的な距離で言うとチームビルディングのアクティビティーで接近接触しないとゴールが達成できないゲームをやった後は仲間との信頼度や親近感も増したりする そんな経験も全員あると思います。 毎朝やってる朝礼のグータッチもその一つです。 今話した 空間や人数、配置、席順、距離 以外にも 明るさや照明の色 温度 音や音楽など 他にも植物など まだまだ理解できてない領域もとても多いと思ってます。 チームワークを最も重要視するには  そのためにどうデザインしていくか?も今後取り組んでいかないといけない領域だろうなと思ってます。