良き師に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い
僕が2015年頃まで約10年間 大学の弓道部に関わることになったきっかけですが、当時 現役監督をされていた方が現役のまま病で亡くなられました。青森県むつ市の大先輩で 監督として川崎の道場まで毎回 通って下さってました。
その方が道場に書き残して張り出してくれていた「心得」の話です。
大学の部では毎年秋に代替わりをします。2013年秋に代替わりをした新四年生からある問題の相談を受けました。その問題を上京して収める時に使ったのが その元監督が書いてくれていた上記の「心得」の話です。
弓道修業の要領
1.習う者の心得
良き師に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い
従って
・出来るだけ良い手本(射)を多く観ることを心がける
・下手な射は手本にするな
・先輩たる者、それぞれ苦心の末何か体得し個性となっているから其の良いところを学べ
ご自分が監督をされていた時に一番最初に『良き師に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い』と書いてるわけです。
これは弓だけではなく仕事にも通じるとおもいます。
『良き師に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い』
「良い上司に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い」
「良い社長に恵まれることは肝要であるが、之は仲々得難い」
僕も「恩師」と呼んでる方が 何人か居ましたが全てに完璧な立派な方ではないです。それぞれ尊敬できるところも、良いところもそうではないところも、強さも弱さも合わせ持ってる方です。
逆もしかりです。
最近 世の中では、「配属ガチャ」「上司ガチャ」さらに「親ガチャ」なんて言葉もあるようです。大当たりのガチャなんて最初から無いわけなんですけどね。
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