チームワークを重要視する理由

 もともと僕自身は会社の業績とチームワークに関係性があるとは考えてませんでした。

じゃー それはどういう考え方から来たかというと シンプルに

会社の業績 ≒ 売上

じゃー 売上は?というと

売上 = 客数 × 転換率 × 客単価

この売上の方程式の考え方から来ていたと思われます。

一方、スポーツはどうかというとチームワークの良さが勝敗を大きく左右すると誰よりも考えていました。

団体戦の勝敗 = 個人の力量の合計 × チームワークの状態 × 勝ちたい思いの総計

大学を卒業した頃よく後輩に言っていたのは「最上級生は仲良くしろよ」と言ってました。

・スポーツではチームワークが勝敗に影響あるのはとても理解できていたのに それと仕事が僕の中では 全く繋がってなかった。

それが実際、仕事でも5人以上になった頃から色々やりにくくなってきた。

その原因を当時はどう考えていたか?というと

・今のメンツだから この組み合わせだから上手くいかないのかな?

・収入を得るための仕事ってそもそもこんな感じだろうな?

・目的が様々な人を纏めるのは難しいな

・自分自身の経営者としての未熟さ


その頃どんなやりにくさがあったかというと

・一人ひとりは それぞれ頑張ってくれてるが人数が少ない頃にはあった 職場としての一体感が持てない。

・重要な事を色々伝えてるわけですが何を伝えてもポカンとしている印象

・受け手によっては僕の言ってることがコロコロ変わってる印象

・それぞれが言いたいことを全く言えていない

・意見の対立はネガティブだというイメージ。

・皆が意見を飲み込んでいる。

・忘年会などを開催してもコチラが気を使って疲れるだけ、もちろん皆も同じだったとおもいます。

・当時 問題や間違いが起きるとトヨタ方式という「なぜ?」を5回繰り返すような原因究明をやってました。

 本来は根本の原因を「人」の問題ではなく「仕組み」としないとイケないのに原因を深く突き詰める習慣が組織に無いので仕組みの解決までなかなか到達できなく「人」で終えてしまう。

・スタッフに体調不良者が出てきた。

・僕自身も社内に理解者が不在で経営者として孤独感がとても高まってきた。

・業績も踊り場

そんな様々な事が会社で起きていました。

実際はもっと色んな事が起きていたと思います。


会社の業績にチームワークの良し悪しが大きく影響する 誰しも組織の人数の壁に直面してからじゃないと気づけない。という事が繋がったのはそんなタイミングからです。50歳近い頃ようやくです。

それって遅すぎるでしょ!と思うかもしれませんが、渦中に居るとそんなもんかもしれません。

それを裏付ける事例が 楽天DREAM この中に出てくる業績拡大のストーリがほぼすべての会社で同じ。どの会社も同じ壁にぶつかって同様のタイミングで失敗をして同じ過ちを犯している。


もう1点、 殆ど僕に対しては何も言わない父親が唯一良く言ってた言葉が「ええチームワークでやってくれ」という使い古されたような言葉でした。傍らで見守りながら本当に大切なことを伝えてくれていたんだと思いますが、当時はその言葉を聞いても何も刺さりませんでした。

そういった諸々の経験や経緯があって僕たちの会社では「チームワーク」を最も重要視します という価値観が一番最初にあります。

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