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命の根幹を商う

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この商売を始めて 『飲み物を売る』というのはいつ頃スタートしたのか? 『飲み物を売る』というのはどういう商売なんだろうか? そんな風に早い段階で考えることがありました。 楽天いわゆるソフトドリンクのお店 の会社概要ページに大昔に書いた僕の文面が まだそのままありますので引用します。 ーーーーーーー 当店は 人の命にも関わる「水」を販売させていただいています。 よく 『水をお金を出して買う時代になった。』という言い方をされることもありますが 「水」の販売は古くは江戸時代にもありました。 江戸時代には玉川上水や神田上水が既にあり美味しい水の恩恵を受けていましたが、深川や本所などでは井戸から塩水が出るため、江戸の風物詩でもある「水売り」「水屋」が存在しました。 暮らしに欠かせない水をあの時代に衛生的に毎日・毎日届けるという「水売り」の仕事には、ある意味 届けている方々の生活を守っているという “江戸の火消し” に通じる誇りがあったと言われます。 私達もそんな“命の根幹を商う”「江戸の水売り」「水屋」の心意気で、誇りを持って水を販売したいと思います。 ーーーーーーーー 当時は今ほど インターネットにいろんな文献が揃っている時代ではなく 東京に行ったついでに 東京都水道歴史館に行って調べた文脈です。 今 エッセンシャルワーカーという言葉を聞くようになりました。社会生活を支えるためにこの状況でも働き続ける人たちのことだそうです。 医療従事者、鉄道、スーパー、電気・水道・ガソリンスタンド、警察 様々な業種が含まれています。 我々のお仕事もまさに このエッセンシャルワーカーに分類される。 世の中から今 非常に必要とされ お陰様で毎日たくさんのご注文を頂いてます。 今朝も2000件以上のご注文を頂いているようです。 震災のときもそうでしたが 改めて20年近く前に書いた「お客様の生活を守る」「命の根幹を商う」 誇りを持ってこのお仕事をしないと と思ってます。

我々の業界がWithコロナ・Afterコロナでも貢献し続けるために

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新型コロナの影響で政府の緊急事態宣言を受け どこの会社も通常の勤務や営業など出来ない中で 皆さん 大変なご苦労をされていると思います。 当社はお陰様で現時点では その影響をプラスに受けていますが 数カ月先 1年後 2年後など  全く予測出来ない状況です。 ーーーーーーー ここから先の文面は なにも僕がお伝えすることでは無いかもしれません。 ーーーーーーー ともあれ、世の中は このタイミングで全てがオンライン化やデジタル化・自動化に進まざるを得ないと 考えています。 従来からの商習慣や組織の怠惰で 今まで 人を介在したり 直接会ったりしないと出来なかった業務が このタイミングで全てオンラインや自動化に舵をきることになると思います。 現状では世の中が こんな状況になっても 当社から「商談をオンラインでお願いできませんか?」とお願いしたら 「社内のセキュリティーで会社のPCでは無理なんです。」という会社の多い事。 また メールは使えるがチャットのサービスが使えない企業がほとんど。 もちろん納品書や請求書などが紙ベース。 FAXもまだまだ日常的に使われてる 我々の業界はオンラインやデジタル化への対応の遅い大きな会社がホントに多くとても残念でなりません。 適切な表現ではありませんが  『オンラインに移行出来ない会社はこのタイミングで世の中のために消滅してくれ!』って 僕は本心で思ってます。 我々のこの業界が Withコロナ でも Afterコロナでも しっかり世の中に貢献し続けるために このタイミングで自分たちの会社を変えていきましょう!!! オンライン・デジタル化に振り切れるかどうか 我々の業界で読んでくださった方々の一人一人の意識に期待します。

社内での会計の講座

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先週はOFF-JTで会計の講座をしてもらいました。 会社の昨年一年間の状況や当社の収益構造が少しは理解できたと思います。 損益分岐点、売上総利益率、限界利益率 いろいろな言葉が出来てきました。 視座とか視野とかという表現を社内でも使うことがあります。見えてるものが違うとその人の判断や考え方が理解できなかったりするということです。 極力 自分自身の見えてるモノを皆さんにも見てもらい 全員に共有することで 僕自身の考え方や判断 またリーダーの判断がより理解しやすくなるという事に繋がると思ってます。 全体ミーティングで会計の講座をしてもらったのもそういうことです。 僕の見えてることをこういった機会ごとに皆さんにも見てもらうようにしてるのと同様 僕からは見えない 現場でしか見えないことを共有してもらうことも同様に大切です。 今年は色んなことが起きると思います。そんなタイミングは特に現場でしか見えないことを全員に共有するのが重要になります。 先週は社会が混乱するこのタイミングで価値観が大きく変わる話をしました。 おそらく非常に高い確率で東京オリンピックは延期になります。どのタイミングで発表するか解りませんが、もうそのタイミングを図ってるだけだと思います。また混乱するでしょう。 非常事態宣言 これは日本はどうなるか解りませんが発動されたら また 混乱する。 混乱しても どちらも日本人らしく対処すると思いますが 今まで経験したことが無いようなことが起きていく可能性はあります。 それぞれ役割によって見えてるモノは違います。その役割じゃないと見えないことも多い。それを全員で見れるよう 常に共有できる そんな会社にしていこうと思います。

価値観の変化が一気に進みます

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新型コロナウイルス。 巣ごもり消費ということで お陰様で当社も2月の下旬ころから非常に動きが良くなってきてます。3月は昨日まで前年同日の比較をすると4割増しくらいの状況です。しばらくこの状況が続くんじゃないかと思います。 しっかりこの状況に対応していくために くれぐれも体調管理はよろしくおねがいします。 万が一 職場から感染者が出ると 職場全体を消毒したり 従業員全員を検査したり もちろん 臨時休業の必要を迫られたりと 対応が非常に大変になることが想像できます。よろしくおねがいします。 マスクやトイレットペーパーが入手困難になり 全国の小中高校がお休みになったり 在宅勤務を推奨したり 出張を控えて新幹線や飛行機がガラガラのようですし 海外からの旅行客が来れなくなって観光地が閑古鳥。 プロスポーツが無観客試合をしてます。 ニュースを観てても今まで無かったような出来事や 経験したことのないことが日々 色々報道されてます。 東日本大震災のときもそうでしたが このような体験したことのない事を経験することで様々な価値観の変化が一気に進みます。どんなことがあったかというと 例えば 海岸沿いの低い土地の価値が一気に下落しました。 先日 県のeコマース研究会の役員会や総会をオンラインでやってみました。普通に出来るねという事になりました。わざわざ集まらなくても簡単な打ち合わせなら十分できることを体験しました。 明日 我々の業績報告会を オンライン You Tubeでライブ配信します。 うまくいくかどうか解りませんが 今までも当たり前に出来ることでしたが このタイミングだから受け入れられる形だと思います。 価値観の変化が進むと 今まで必要で そこに価値のあったサービスの価値が落ちて 新たなところに価値が生まれます。 その渦中に居ると敏感に感じられない変化ですが このタイミングで世の中の価値観が大きくうねりながら変化してるのは間違いないなと感じてます。

今の仕事にも影響を与えてるかもしれない映画

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今日は僕が 40年以上ドハマリしている映画の話です。 すでに何人かにお話しましたが 来月 待望の007。シリーズ最新作 25作目の映画が公開されます。no time to die この1ヶ月〜2ケ月、You Tubeにある メイキング映像や予告編はほぼ観つくしました。めちゃ楽しみです。 僕が生まれて初めて007シリーズを観たのは 1977年 高校1年生15歳の冬。「私を愛したスパイ」 シリーズ10作目。 その後のシリーズも全て観てます。四十数年ありますので映画館で観れなかったのもありますが。。。。 ちなみに ミッション・インポッシブルも大好きで こちらは2021年の夏と2022年の夏に2年連続して新作が公開される予定になってます。こちらもめちゃ楽しみです。 世の中では大人気のスターウォーズなどSF映画はまるで興味ないです。 何故そんなにこの映画にドハマリするんだろう?? 現実的にちょっとあり得るかもしれない近未来のガジェットやツールにとても惹かれるのかもしれません。 主人公が絶対死なないという安心感もあります。 先週金曜日に和歌山県から派遣して来てくださった方に どうしてそんなに御社は新しいITツールを使ってるんですか?と質問されて答えに困りました。 もしかしたら高校1年生の時に観た007が原点で影響してるのかもしれません。 もともとそうだったから007にドハマリしたのか。。 高1の時に僕に007を一緒に観に行こうって誘ってくれたのがナックスネットの中山で県内に地域プロバイダーを立ち上げた2社の1社を経営してます。 とにかく当時映画の中でしか無かった秘密兵器といわれるスパイツールに近いようなアイテムが 現在のパソコンであり スマホ インターネット アップルウォッチです。そんなツールに囲まれて そんなツールを日々使いながら仕事ができてるのはある意味 きっと楽しくてしょうがないんだと思います。

「教えない教え」

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土曜日、全体ミーティング お疲れさまでした。 普段 なかなかやらない OFF-JT 勉強会やっていただきました。メニューも教わるだけではなく自分で実際にお買い物をする という気づきを得れるメニューになってたのが とてもいいなと思いました。この「教わるんじゃない気づき」というのが大事という話です。 また例によって 弓の話になります。 タイトルを付けるとしたら「教えない教え」です。 これは大学卒業して10年位経過してようやく気づいたことです。 うちの部は 日置流印西派という流派で 宗家の先生が 浦上栄先生 この先生はとても良く中る先生だったそうです。よく現役の時にエピソードを聞きました。 明治15年生まれ 僕が大学に入る10年前くらいには亡くなられている方で 僕たちが教わった監督の師匠・先生です。 僕たちが教わった監督は その浦上先生に付いていた当時 いい道具やいい着物を持っていたので良くあちこちに連れて行ってくれたようです。 その先生は僕らが教わった杉田監督にどういう事を教えたかというと「杉田さん伸びるんですよ」「伸びてれば良いんですよ」と教わったそうです。 俺は受け売りなんだと言って当時の学生たちにも「伸びろ」としか教えない。 中ると「今のはよく伸びてた」 外すと「今のは伸びが止まった」 というふうに言うわけです。 先輩たちは技術的なことを色々指導するんですが監督は「伸びること」これしか言わない。当時は面白い人だな。もっと他に教えることあるだろうに。 逆に細かい技術的なことには拘らない無頓着なお爺さんくらいにしか思ってませんでした。 それが卒業して何年か経過して あの教え方は 肝心なことは自分自身で気づけるように導く教え方なんだな ということが解った。「伸びるんですよ」 と言われ続けると じゃー どうすれば伸びれるようになるんだろう???と考えるようになります。 非常に考え抜かれた 肝心なことは何一つ教えずに 重要なことを自分で気づける シンプルな教え方だと気づきました。 受け売りなので 浦上先生が偉かったんだと思いますが 卒業して10年後に「杉田監督は肝心なことは何一つ教えなかったな」と後輩と話したのを今でも覚えてます。

買う人も便利になり 売る人も便利になる

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毎週 日曜日・祝日になると母と一緒に昼食を食べに行くのがお休みの日の日課になってます。昨日も田辺方面にランチに行ってきました。 国道沿いの梅の花が満開でした。 当社では2月は年間で一番売上の低い月です。日数も通常月に比べると足りないのと気温が低いのもありなかなか月間で見ると売上はどうしても低くなります。 梅の花が満開の頃は このネット販売を始める前の商売のときもとても暇な時期でした。その象徴的なお取引を毎年思い出します。 観梅のポイントに当時 この時期だけ自動販売機を置いて ほぼ土日だけ それも一ヶ月くらい しかも寒い外。たかだか売れても想像がつきます。 それでも1台自動販売機を設置すると20ケースくらい納品できるわけです。月曜日になるとお客さんが多いと追加で注文もらえるわけですね。「売り切れてるぞー」つって。 有り難かったです。どこからも注文の入らないような時期に多少なりとも賑わってる南部の観梅のポイントの取引先から注文が入るとホントに有り難かったです。 売れてると言っても5・6ケースですよ。それでも有り難かった。 お陰様で月曜日の今朝は1300件以上の ご注文が入ってます。昨日 休日をのんびり母と一日過ごしてた そんな間にもケース数でいうと2,000ケース近くご注文頂けてるわけです。 今は日常になってますが これはホントに有り難いことです。 ポイントは ビジネスはどんどん変わっていきます。 買う側も便利になってますが 実は売る側も便利になってます。 今後もこれは同様。もっと買う人も便利になり 売る人も便利になる。

今週は楽天 新春カンファレンスです。

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先日 Googleのセミナーに行ってきました。志織ちゃんがとてもしっかりレポートしてくれてました。セミナーの内容はまさにあんな内容でした。 文化祭のときにライトニングトークでお話した内容の世界がまもなくそこに来るようでとてもワクワクしてます。 事務所の朝礼でも話しましたがその後 志織ちゃんのお父さんと3人で焼き鳥屋で食事しました。同じ経営者として通じるところが沢山あり 楽しい時間でした。外に出て人にお会いするのはとても刺激になります。 今週 楽天のカンファレンスが東京品川で開催されます。 今回 塚本・山口・瀧川の3名に行っていただきます。 あの集まりは帰ってきて皆さんに共有しようと思ってもなかなか出来ないということで うちの会社は早い段階から皆んなに交代で行ってもらうようにしてます。 2000年1月28日 ちょうど20年前 当時は「楽天市場キックオフパーティー」に参加したのが初めてです。開催場所がどこだったかはっきり覚えてませんが、大阪の丸ビルのレストランだった記憶があります。 その時のショップ・オブ・ザ・イヤーの店舗さんが「キムチでやせる」という店舗さんで残ってる資料を見てみると月商400万円のようです。 それからも楽天の集まりがあったら東京でも大阪でも極力 参加しました。 勉強するために 情報収集するために東京や大阪まで出向いて行く。 それ以前の商売では考えられなかった出来事です。 他の店舗さんたちと車で乗り合わせて行ったこともありました。 今とは違ってこのチャネルの立ち上がりの時期なので それこそどの店舗も日々 試行錯誤の連続で そんな事例を皆んなが持ってる場に参加することが どれくらい重要か とても意味のある集まりでした。 なによりも魅力だったのは  スタートが違ってても僅か2年です。どんな店舗とも同じ土俵で、なおかつスタートが同じというこの平等さ、これは従来のビジネスでは考えられなかった。 毎回 それこそ 目をギラギラさせて参加してました。 まぁ20年経過すると自分が行くより 若い連中に行ってもらうことのほうがより 費用対効果が高いと感じてます。 たくさん 色んな刺激を吸収して来てもらいたいなと思ってます。

社運隆昌と安全祈願

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土曜日、社運隆昌と安全祈願でご祈祷をいただきました。 新年のご祈祷 今年から継続していければと思います。 社運隆昌の読み方と意味 何度か伊藤園の工場見学に行かせていただいた事がありますが、大きな工場には鳥居や社が祀られてました。 父が亡くなったのもあり 去年 先程の社運隆昌のページを読んだからだったか 昨年の1月か2月くらいから 月イチで和歌山市に行った際には 日前神宮・國懸神宮 に参拝するようにしています。 スタッフとも何回か行く機会があって付き合ってもらったと思います。 参拝するのが月イチでしたが そのときどきで自分の中での課題がどんどん変わってるのが良く解りました。 今 とても重要で悩んでる課題が 目の前に大きな壁となってるような状態だったりするわけですが たった一ヶ月で解決されてるわけではないのに また別の課題に変わってる また別な大きな超えれない壁が立ちはだかってる。 そんな事が多かったように思います。 誰しもそんなことが多いんじゃないかなと思います。 今年も毎月欠かさずお参りしていこうと思ってます。

正射必中の考え方

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仕事をやっていて ビジネスでの気付きは 全て 昔 弓で学んだことが多い。と感じることが最近とても多くなってきました。 で、つい最近もある記事を見て 同様の感覚を覚えました。 長年自分の中で悩ましい問題だった案件のひとつ。 「目標の捉え方」についてです。 目標をどう捉えれば良いのか? 高い目標は始める前に諦めの空気が流れてしまう。 途中経過で辻褄が合わなくなってくる。 その記事は ゴディバジャパンの社長さんの記事です。 「正射必中」弓道の考え方が、ゴディバの7年で売上3倍を実現した 彼はフランス人で日本に来て30年 弓道をされている方です。外人が弓を引いてるビジネス記事だったので興味がわき直ぐにその記事を読みました。記事の一部を紹介します。 “弓道には「正射必中(せいしゃひっちゅう)」という言葉があります。これは、正しく射れば必ず当たるという意味で、「的に当てることではなく、正しく射ることに集中する」。そうすれば必ず結果が付いてくるという考え方です。  これがビジネスにおいても当てはまると考えています。私たちは、常に売上や目標ばかりを気にしがちですが、まずは正しいことに集中する。そうすれば、自然と結果が付いてくるのです。” 「正射必中」 この言葉は高校で弓を始めると真っ先に目にする言葉です。なので景色になってしまい逆にそれほど深く追求しない言葉かもしれません。 弓は(ゴルフも同じだと思いますが)結果に僅かでも執着するとフォームが乱れます。フォームが乱れると中らないわけです。ゴルフの場合だとボールが曲がって飛んでいく。プレイの最中 どれだけ自分のやることに集中しきれるか勝負。 「正射必中」の正しい射に集中仕切る ゴールにフルコミットするためにプロセスに集中仕切る。 いずれ結果は必ずついてくる。 長年悩ましかった「目標の捉え方」が自分の中では消化できた気分です。